名刺の箔押しデザインアイデア例
最後に、名刺の箔押しを検討している方向けに、デザインのアイデア例を5種紹介します。
箔押し加工を使えば、ごく普通の白い紙に金や銀の箔押しをするだけでも高級感を演出することは十分可能です。しかし、ここで紹介するようなひねりのあるデザインを採用することで、より一層強い印象を相手に与えることができるでしょう。自社に合ったデザインを考える際のヒントにしてください。
黒い紙×黒箔
黒い紙には金や銀の箔押しもよく合いますが、あえて黒の箔を使うことで独特のニュアンスを表現することができます。
金や銀を使うと、ゴージャスさや豪華さが出ますが、やや派手な印象になってしまう可能性があります。黒い紙に黒箔を重ねるデザインは、箔があまり目立ちませんが、その分シンプルで高級感のあるデザインになります。
上品さのあるラメ紙×金箔
ラメ紙というと、ギラギラした印象を抱く人もいるかもしれませんが、パールのような上品なきらめきを持ったラメ紙もあります。このような紙に金の箔を押すと、華やかで美しいデザインになります。ブライダル業界などにもおすすめです。
和紙×銀箔
シックな印象を持った和紙に銀の箔押し加工をすると、落ち着いた印象のまま高級感を高められます。とりわけ、マットな質感の銀箔を使うのがおすすめです。
和紙には金箔もよく合いますが、デザインによっては和のゴージャス感が出過ぎてしまうことがあります。金箔で現代風の名刺を作りたい場合は、シンプルで線の細いデザインにするなど、工夫が必要です。
ロゴやイラストの一部を箔押しする
箔押しは印刷ではありませんから、フルカラーの表現をすることができません。そこでおすすめなのが、ロゴやイラストの一部分だけを箔押しにしてアクセントに使う方法です。
カラーやモノクロのロゴやイラストと箔押しを組み合わせると、「印刷」と「箔」という異素材を組み合わせたロゴやイラストに仕上がります。このようなデザインは、うまく活用することで非常にオシャレな印象を演出できます。
色の違う箔を2種類使う
箔押しには、いろいろな種類があります。これらを組み合わせることで、2色刷りのようなデザインを箔押しで表現できます。
特に金と銀の箔は、組み合わせて使われることの多いものです。カラー箔の複数色使いは、ポップ過ぎてビジネスにはあまり適さない可能性がありますが、金と銀、あるいは、金とカラー箔や銀とカラー箔であれば、名刺にも取り入れやすいでしょう。