マナー
2019/11/13 12:00:03
投稿日:2019年11月13日 更新日:2020年09月07日
名刺の渡し方を学ぶ

名刺の渡し方は、社会人が第一に身につけたいビジネスマナーの基本です。自信が持てる名刺の渡し方を身に着けることで、堂々とビジネスの場に臨むことができることでしょう。ここでは、正しい名刺の渡し方を解説します。
マナー
2019/11/13 12:00:03
投稿日:2019年11月13日 更新日:2020年09月07日
名刺の渡し方は、社会人が第一に身につけたいビジネスマナーの基本です。自信が持てる名刺の渡し方を身に着けることで、堂々とビジネスの場に臨むことができることでしょう。ここでは、正しい名刺の渡し方を解説します。
名刺は、相手に自分や会社を知ってもらうためのツールです。名刺交換の場で、スムーズに名刺を渡せるよう準備を整えましょう。そのポイントを解説します。
初対面の相手と会う場では、自分の名刺入れを手元に用意し、いつでも名刺を取り出せるよう準備しておきましょう。名刺入れは、常にかばんの取り出しやすいポケットなどに入れておくなど定位置を決めておくと、急な名刺交換にも焦らなくてすみます。
名刺を渡す時は、名刺を名刺入れの上に乗せ両手で相手へ差し出すのが基本です。名刺は、名前や社名、連絡先が相手から読める向きに持ち、笑顔で「○○社の△△です。よろしくお願いします」と言いながら渡します。
名刺は必ず相手の前に移動し、手渡しやすい距離に立った状態で渡します。訪ねた相手が部屋に入って来られたら、立って、すぐ名刺を渡せるように名刺入れを持って待機しましょう。
訪問者から、先に名刺を差し出すのが日本式の“マナー”です。訪問先の相手の役職が自分より下の場合でも、訪問者から先に名刺を差し出します。相手が複数いる場合、複数で訪問した場合は、役職が上の人から順に名刺を渡します。自分の順番が来るまで、名刺入れの上に名刺を乗せて胸元に持って待ちましょう。
名刺のマナーについては下記もお勧めです。
正しい名刺交換の方法は?名刺受け渡し時のマナーをおさらい
日本式のマナーでは、相手も同時に名刺を差し出した場合には、まず、相手名刺を左手で受け取ります。次に自分の名刺を渡します。相手より低い位置から右手で名刺を差し出し、渡し終わった相手の名刺を名刺入れの上に乗せて空いた右手も添え両手で持ちます。そのまま話をするときは、相手の名刺を乗せた名刺入れを胸元の位置で持っています。
相手が先に名刺を差し出してきた場合は、まず「頂戴します」と言って受け取ります。その後、「申し遅れました○○の△△と申します」と、笑顔で名乗ながら両手で自分の名刺を渡します。
“名刺を名刺入れの上に置く”、 “両手で差し出しす”など、丁寧に名刺を扱うのは、初対面で名乗りを大切にする日本文化の表れです。では、名刺を渡す時やってはいけないことには、どのようなものがあるのでしょうか。ここでは、名刺を渡す時の注意点とやってはいけない行動を見ていきましょう。
名刺は、必ず名刺入れに入れましょう。ポケットや財布に直接名刺を入れると、汚損・破損のリスクがあり、相手に汚い名刺を渡してしまうことにもなりかねなません。また、ポケットや財布から直接出すと、相手は軽々しく見られたと悪い感じを与えることにもなりかねません。そのようなことのないように、普段から名刺は名刺入れに入れて持ち歩くようにしましょう。
折れた名刺や汚れた名刺を受け取って、気分のよい人はいません。汚損・破損した名刺を手渡すことは、相手に対して失礼な行為です。名刺入れには、いつもきれいな名刺を多めに用意するようにしましょう。
複数人に名刺を渡す場合も基本的な渡し方は1対1の時と変わりませんが、いくつか注意すべき点があります。そのことについて解説します。
複数の人に名刺を渡す場合は、人数分の名刺をあらかじめ用意します。複数人で訪問している場合は、役職の上の方から名刺を渡します。自分の順番が来るまで、名刺入れの上に名刺を乗せ、胸元に名刺入れをもって待ちましょう。1枚ずつ取り出していると、名刺を渡す時に手間どり時間がかかるので、事前に必要な人数分の名刺を名刺入れに挟むようにしてもっておくのがおすすめです。
複数人に名刺を渡す場合は、役職の高い人から順番に渡すのが基本です。名刺は、訪問した方から先に名刺を渡します。訪問者側が複数の場合も、役職の高い順に相手側の役職者の高い順に名刺を渡します。相手の役職がわからない場合は、話し方やふるまい、部屋に入る順番などから推測するとよいでしょう。
ここまでは日本の名刺の渡し方を、ご紹介してきました。しかし、この名刺の渡し方は、海外では通用しません。国際的には、出会った初めにご挨拶をしてすぐ名刺を渡すところはほとんどないと言われています。
たとえばアメリカでは、会ってすぐの人に名刺は渡しません。まず、挨拶をして握手し、名前と要件を伝えます。そして本題の折衝を行い、互いの利益が合致してビジネスのスタートをさせることに合意した時、はじめてお互いの連絡先を交換しあうのが通例です。
これは、“相手の時間を尊ぶ”ことを重視するためと言われています。相手の貴重な時間を無駄にしないよう配慮するのが、多くの国の礼儀にかなっているようです。名刺の渡し方にも、それぞれの国の文化が息づいているのは、面白いことです。
日本の名刺の渡し方は、長い年日の中で日本の“社会人の基本的ルール”として扱われてきました。しかし、近年、外国とのビジネスも盛んになってきました。異なる名刺の渡し方に出会うことも、増えてくるでしょう。日本の名刺の渡し方を学ぶとともに、国際社会のルールに応じたビジネスマナーを身につけることも、大切な時代になってきました。
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