バーコ印刷の上手な使い方
バーコ印刷は魅力的な加工方法ですが、活用法がピンとこないという人もいると思います。そこで、バーコ印刷の上手な使い方について紹介します。
ロゴに使う
バーコ印刷はワンポイント利用に適した加工方法ですから、会社のロゴに使うのもおすすめです。
通常印刷部分とロゴを差別化することで、ロゴを覚えてもらいやすくなりますし、名刺のなかの区分けもしやすくなり、視線を必要な部分に持っていくという効果も期待できるでしょう。
強調したい文字に使う
バーコ印刷は、文字に使うこともできます。会社名や氏名など、特に強調したい文字をバーコ印刷にすることで、相手の視線を誘導できるでしょう。
なお、名刺印刷では、文字全体をバーコ印刷で盛り上がらせることもできます。一部の情報だけを強調することはできなくなりますが、受け取ったときのインパクトは大きくなるでしょう。
相手に与えたい印象や、希望する活用法に応じたデザインを検討してみてください。
透明バーコを模様のように使う
透明なバーコ樹脂は、インクの上に置くのではなく、それだけを使って透明な模様を作ることもできます。名刺に透明なでこぼこの地模様をつけたり、一部にアクセント柄をつけたりすることで、名刺の高級感を高めることができるでしょう。
一風変わった、デザイン性の高い名刺を作りたい方におすすめの方法です。
名刺の一部を強調できる
バーコ印刷は、名刺の全面を盛り上がらせるのではなく、一部を強調するのに適した加工方法です。企業のロゴや会社名など、特に取引相手に強調したいポイントに活用することで、効率の良いアピールが可能です。
1色のロゴや文字に使う
バーコ印刷の手法は、印刷した上に樹脂の粉をつけて熱することで膨らませるか、最初からインクにジェルを混ぜて印刷を行って熱するかのどちらかです。
インクにジェルを混ぜる方法のほうが、印刷面とのズレが出ずにきれいに仕上がりますが、フルカラー印刷の場合はこの手法を取ることができません。そのため、印刷面とのズレをできるだけ減らしてきれいに加工を仕上げるためには、1色のロゴや文字に使うのがおすすめです。
ワンポイントに使う
バーコ印刷は、一面のベタ塗りに対して行うにはあまり適さない加工方法です。加熱した際に変色してしまったり、インクが飛び散ったりする可能性が高くなるためです。
とはいえ、名刺でベタ塗りのデザインというのはそれほど多くないでしょう。詳細は印刷会社と相談する必要がありますが、ロゴや文字など、一般的な名刺デザインでの使用であれば、それほど意識する必要はありません。
バーコ印刷はどこの名刺印刷会社でもできるというわけではありません。だからこそ、他社と差別化できる特別な名刺にすることができるのです。自社の希望を叶えられる印刷会社を見つけましょう。