名刺にも使える「バーコ印刷」って?温かみのある名刺作りのために

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投稿日:2021年05月25日  更新日:2024年06月26日

名刺にも使える「バーコ印刷」って?温かみのある名刺作りのために

名刺にも使える「バーコ印刷」って?温かみのある名刺作りのために

印刷技術のなかには、視覚だけでなく、触覚でも違いを感じてもらえるものがあります。そのひとつが、印刷部分を特殊な樹脂で盛り上がらせる「バーコ印刷」です。 でこぼことした質感が特徴のバーコ印刷は、受け取った人にどこか温かみを感じさせる加工技術です。アットホームな雰囲気を打ち出したい企業や、ユニークな名刺で取引先に強い印象をつけたい企業は、名刺への活用を検討してみてはいかがでしょうか。バーコ印刷の特徴やメリットを知って、名刺の魅力を高めてみませんか?

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バーコ印刷とは

バーコ印刷とは

バーコ印刷は、名刺をはじめ、さまざまな印刷物に利用できる印刷加工技術です。バーコ印刷の概要や、バーコ印刷と同じく印刷面を盛り上がらせることができる「UV厚盛ニス加工」との違いについてまとめました。

バーコ印刷の概要

バーコ印刷は、インクの上に「バーコ樹脂」という樹脂を乗せて熱することで盛り上がりを出す加工方法です。また、インクに最初からバーコ樹脂を混ぜて盛り上がりを出す場合もあります。 バーコ樹脂自体に色はついておらず、バーコ印刷部分の色は、元のインクの色によって決まります。
通常は平面であるはずの印刷面が立体的になるバーコ印刷は、手渡しでやり取りをする名刺への活用もおすすめです。話の糸口として活用したり、受け取った人に手触りを楽しんでもらったりすることができるでしょう。

UV厚盛ニス加工との違い

印刷面に盛り上がりを出す加工には、バーコ印刷のほか、UV厚盛ニス加工もあります。 UV厚盛ニス加工は、部分的に透明なニスを厚盛してUV照射を行い、盛り上がりを出します。樹脂をインクに乗せるバーコ印刷とは加工方法が異なります。
また、バーコ印刷がでこぼことした仕上がりになるのに対し、UV厚盛ニス加工はつるりとした手触りになります。 同じ盛り上げ加工でも質感が大きく異なるため、デザインや受け取り手に与えたいイメージに合った加工方法を選びましょう。

バーコ印刷の種類

一般的なバーコ印刷には、透明な光沢素材が使われます。しかし、そのほかにも、マットな質感の透明素材や、不透明な金・銀のバーコ印刷、透明樹脂にラメを混ぜたラメバーコなどさまざまな種類があります。 印刷会社を探すときは、取り扱っているバーコ印刷の種類がどのくらいあるのか、希望する加工が可能なのかといった点に注意しましょう。

バーコ印刷に適した紙

バーコ印刷は、樹脂パウダーを熱で溶かすことによって盛り上げ加工を行います。そのため、熱に弱い合成紙やPP貼付紙、薄い紙などには適していません。 また、インクが染み込みやすい和紙などの紙も、インクを盛り上がらせるバーコ印刷には不向きです。
それ以外の紙であれば、バーコ印刷ができる可能性が高いでしょう。紙にはたくさんの種類がありますから、詳細はバーコ印刷を依頼する印刷所に問い合わせたうえで検討してください。

バーコ印刷の名刺のメリット

バーコ印刷の名刺のメリット

高いデザイン性や話題性のあるバーコ印刷は、名刺の加工方法としても優れています。名刺にバーコ印刷を利用するメリットについて見てみましょう。

話題性がある

新たに取引を希望する企業にバーコ印刷の名刺を渡すことで、自然と会話の糸口を作ることができます。 営業活動を行ううえでは、相手との距離を縮め、スムーズに打ち解けた雰囲気を作り出すことが大切です。名刺のデザインや加工の話題というのは、仕事にまったく関係ない雑談というわけではありませんが、完全な商談でもありません。バーコ印刷の名刺を活用することで、業務以外の話題から自然と商談に持ち込むことができるでしょう。

印象に残りやすく、同業他社との差別化ができる

毎日多くの担当者と名刺交換をしている場合、一人ひとりの印象がどうしても薄れてしまいます。また、担当者の顔と名前が一致しづらいということもあるでしょう。 バーコ印刷の名刺を使い、それを話題にすることで、商談が終わった後も「浮き上がり加工のある名刺の人だ」と覚えてもらいやすくなります。名刺を分類、保管する際も、特殊加工をしておくことで、目に留まりやすくなるでしょう。

名刺に高級感を持たせられる

バーコ印刷の名刺は、なんの加工もしていない一般的な名刺に比べて高級感があります。それほど高額なコストがかかる加工ではありませんが、「名刺にもこだわっている会社だ」という印象を抱いてもらうことができるでしょう。

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名刺の一部を強調できる

バーコ印刷は、名刺の全面を盛り上がらせるのではなく、一部を強調するのに適した加工方法です。企業のロゴや会社名など、特に取引相手に強調したいポイントに活用することで、効率の良いアピールが可能です。

バーコ印刷の上手な使い方

バーコ印刷の上手な使い方

バーコ印刷は魅力的な加工方法ですが、活用法がピンとこないという人もいると思います。そこで、バーコ印刷の上手な使い方について紹介します。

ロゴに使う

バーコ印刷はワンポイント利用に適した加工方法ですから、会社のロゴに使うのもおすすめです。 通常印刷部分とロゴを差別化することで、ロゴを覚えてもらいやすくなりますし、名刺のなかの区分けもしやすくなり、視線を必要な部分に持っていくという効果も期待できるでしょう。

強調したい文字に使う

バーコ印刷は、文字に使うこともできます。会社名や氏名など、特に強調したい文字をバーコ印刷にすることで、相手の視線を誘導できるでしょう。 なお、名刺印刷では、文字全体をバーコ印刷で盛り上がらせることもできます。一部の情報だけを強調することはできなくなりますが、受け取ったときのインパクトは大きくなるでしょう。 相手に与えたい印象や、希望する活用法に応じたデザインを検討してみてください。

透明バーコを模様のように使う

透明なバーコ樹脂は、インクの上に置くのではなく、それだけを使って透明な模様を作ることもできます。名刺に透明なでこぼこの地模様をつけたり、一部にアクセント柄をつけたりすることで、名刺の高級感を高めることができるでしょう。 一風変わった、デザイン性の高い名刺を作りたい方におすすめの方法です。

名刺の一部を強調できる

バーコ印刷は、名刺の全面を盛り上がらせるのではなく、一部を強調するのに適した加工方法です。企業のロゴや会社名など、特に取引相手に強調したいポイントに活用することで、効率の良いアピールが可能です。

1色のロゴや文字に使う

バーコ印刷の手法は、印刷した上に樹脂の粉をつけて熱することで膨らませるか、最初からインクにジェルを混ぜて印刷を行って熱するかのどちらかです。
インクにジェルを混ぜる方法のほうが、印刷面とのズレが出ずにきれいに仕上がりますが、フルカラー印刷の場合はこの手法を取ることができません。そのため、印刷面とのズレをできるだけ減らしてきれいに加工を仕上げるためには、1色のロゴや文字に使うのがおすすめです。

ワンポイントに使う

バーコ印刷は、一面のベタ塗りに対して行うにはあまり適さない加工方法です。加熱した際に変色してしまったり、インクが飛び散ったりする可能性が高くなるためです。 とはいえ、名刺でベタ塗りのデザインというのはそれほど多くないでしょう。詳細は印刷会社と相談する必要がありますが、ロゴや文字など、一般的な名刺デザインでの使用であれば、それほど意識する必要はありません。
バーコ印刷はどこの名刺印刷会社でもできるというわけではありません。だからこそ、他社と差別化できる特別な名刺にすることができるのです。自社の希望を叶えられる印刷会社を見つけましょう。

まとめ

目でも、触感でも盛り上がりがわかるバーコ印刷は、印象に残りやすいユニークな印刷加工技術のひとつです。手作り感や親しみを感じさせたい職種の方や、名刺で話題作りをしたい方には、特におすすめですから、検討してみてください。ただし、印刷会社によって、バーコ印刷の手法や対応範囲が異なります。まずは、取り扱っている印刷会社へ相談してみましょう。