3.趣味の名刺を作る時の注意点
つながりを広げてくれる趣味の名刺にも、いくつかの注意点があります。実際に名刺を印刷する前に、チェックしておきましょう。
個人情報保護の取り扱い
会社の名刺とは異なり、趣味の名刺には個人的な連絡先を掲載します。
しかし、イベントなどで不特定多数の相手に配布すると、自分の住所や電話番号、本名など個人情報が公開することになり、リスクが伴うことをよく知っておくことが必要です。
自己防衛を考えて、自分で個人情報の公開範囲を制限するための基準を決めておきましょう。
インターネット上の活動が主な人であれば、ハンドルネームのようなSNS上の名前を利用する、連絡先はSNSのアカウントを使うなど、対策を立てる必要があります。
一方、ボランティア活動や習い事など、比較的関係性が確認できる活動の場合は、本名を使う方がよいこともあるでしょう。
初対面の人に渡すこともある名刺の個人情報の掲載は、たとえば住所は「江戸川区出身・在住」とか、氏名も本名ではなく「Hanako」などハンドルネームにするなど、情報範囲を用途に応じて選択する必要があるでしょう。掲載する情報量を変えた名刺を複数作成し、使い分けるのも賢い方法です。
名刺の個人情報については下記もおすすめです。
取り扱いには細心の注意を!名刺の個人情報
名刺の悪用を防止!
印刷枚数は必要最小限に
名刺のプリントは、自宅のプリンターやコンビニエンスストア印刷などでも行えます。気軽にプリントできる現在の環境をメリットに、一度に印刷する枚数を最小限にするのがおすすめです。
特に、作品の写真などを掲載する場合は、同じ名刺を使い続けるより常に新しい作品を掲載した名刺に更新すると、情報の鮮度が保てます。印刷屋さんにお願いする場合でも、インターネットから小ロットに対応してくれる業者もあります。イベントや交流会で配り切れる程度の枚数を検討して、適切な制作リズムを整えましょう。
1名刺に1つの趣味でスッキリと
複数の趣味を持っている人も、名刺は趣味ごとにつくるのがおすすめです。
1枚の名刺にいくつもの趣味について記載すると、情報が散漫な名刺になってしまいます。1枚の名刺に数種類の趣味が掲載されている名刺を使いまわすと、分かりにくかったり、ミスマッチを招くこともあるかもしれません。デザイン上も煩雑な名刺になってしまう可能性があります。おすすめは、コストがかかっても1名刺1種類のすっきりした趣味ごとの名刺の作成です。
名刺のデザインについては下記もおすすめです。
名刺を自分でデザインするときに押さえておきたいポイント