ダメな名刺

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投稿日:2020年03月04日  更新日:2022年01月07日

ダメな名刺

ダメな名刺

名刺発注担当者や自分で名刺作成をめざす人は、ダメな名刺作成にならないよう作成上の注意点を知っておきましょう。ダメな名刺は情報がわかりにくかったり、信頼性に欠けたりなど営業活動の妨げになることがあります。その結果、名刺をつくりなおす必要に迫られるかもしれません。今回は、ダメな名刺の事例を紹介しながら、名刺作成時の注意点を解説します。

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ダメな名刺の事例

ダメな名刺の事例

ダメな名刺には、フォントや画像の扱い、分かりにくいデザインなどいくつかの原因があります。ここでは、効果的な名刺になるように気をつけるポイントを見ていきます。

名刺にふさわしくないフォント

情報が分かりやすく整理された、ビジネスの場にふさわしい名刺づくりのためには、フォント選びがとても大切です。名刺にふさわしくない文字は以下のとおりです。

太すぎる文字
太すぎる文字はカジュアルな印象になりやすく、ビジネスの名刺としてふさわしくないでしょう。また、スペースの限られた名刺に、太すぎる文字を並べると窮屈で読みにくい印象の名刺になってしまいます。

小さすぎる文字
小さすぎて読みにくい文字は、はじめに「分かりにくい」と受け取られて悪い印象を持たれる可能性が高くなります。名刺は会社や自分を知ってもらうためのツールですから、可読性のある適度な大きさの文字を選ぶ必要があります。

斜体
安易に「かっこよさ」などを求めて斜体フォントを使うと、軽薄な印象になり、ビジネス名刺としての誠実さや信頼性が伝わらない可能性があります。斜体は、洗練されたデザイン力が必要な難易度の高い文字であることを理解しましょう。

袋文字
袋文字は、文字の周りが縁取りされているフォントで、主に文字を強調する目的で使われます。ちらしや店頭のポップなどで使われることが多く、ビジネスの名刺にふさわしいとは言えないでしょう。

フォントを複数使用
複数のフォントが混ざる名刺は、まとまりのない印象を与えます。名刺で使用するフォントは、1~2種類に限定するほうがよいでしょう。社名の指定フォントや名前などの場合は例外です。

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名刺の画像選び

一般的に、名刺に適さない画像とは、「暗くてわかりにくい」、「拡大縮小比率がおかしい」画像です。

暗い画像
画像の鮮明度は、名刺の印象を大きく左右します。暗くて不鮮明な画像は、名刺全体を暗い印象にし、会社や本人の印象にまで影響するので注意しましょう。

拡大縮小比率のおかしい画像
名刺に拡大縮小比率がおかしい画像が入ると、全体に視覚的なゆがみを感じさせてしまうことがあります。名刺の訴求力も下がってしまいますから、掲載する画像は正しい比率のものを選びましょう。

ダメな名刺のデザイン

フォントや画像の準備ができたら、名刺のデザイン全体にも気を配りましょう。名刺デザインの注意点についてご説明します。

色やイラスト、罫線
多色使いや意味のないイラスト、無駄な罫線使いは、無秩序で統一感のない印象の名刺になってしまいます。何を伝えたいのかわからない名刺で、印象に残りにくく、信頼性にも欠けることになるので注意しましょう。

基本情報がわかりにくい名刺
名刺は、自分の連絡先や会社の情報などを伝える大切なツールです。基本情報がわかりにくい名刺では、その役割を果たせません。基本情報をしっかり伝えるというシンプルな姿勢を崩さないように、注意しましょう。

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文字のレイアウト
名刺の文字を紙の端に置くと、印刷時に切れてしまう可能性があります。また、見た目にも読みにくさを感じさせます。適度な余白をとるよう、文字の位置を確認しましょう。

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名刺の表示バランス
名刺のレイアウトに一貫性がないと、読み取りづらい名刺になり、伝えたいこともうまく伝わりません。情報がバラバラに散らばっていないか、バランスに気を配りましょう。また、余白はデザインの大切な要素です。サイズの小さい名刺では、余白の取り方がより重要になります。

変形デザインの名刺
一般的な長方形や四角形ではなく、変形の名刺は相手の印象に残りやすいものです。ただし変形名刺を採用する場合は、伝えたいイメージや、趣旨がわかりにくい名刺はかえって訴求効果を悪くする可能性もあることを知っておきましょう。

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安っぽいデザイン
たとえば、ポップな文字や多色文字の多用、無駄なイラスト使いなど、ビジネスに適さない遊び感覚の強い名刺、派手さだけが目立つ名刺は、安っぽい印象をあたえてしまいます。常に「ビジネスの場にふさわしいデザイン」を基準に名刺のデザインを考えてみましょう。

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よい名刺づくりのポイント

よい名刺づくりのポイント

相手によい印象を残す名刺づくりのポイントを、フォント、画像、レイアウトそれぞれの側面から紹介していきます。

フォント

フォントの統一
一枚の名刺で使用するフォントは1~2種類に限定し、統一感のある名刺にしましょう。社名の指定文字やロゴなどがある場合は、そのイメージとの統一性も考慮してフォントを選ぶとよいでしょう。
名前や住所などの基本情報は、一般的なゴシック体か明朝体を選ぶと安定感が出ます。社名や名前などを強調するためにフォントを変える場合も、全体のバランス、統一感のある雰囲気づくりを大切にすると上品な名刺に仕上がります。

文字のサイズ
文字は、可読性の高いサイズにしましょう。情報量が多い場合は、裏面を利用するなど工夫しましょう。文字サイズの目安は、一番小さなルビでも6pt以上にするとよいでしょう。 また、文字はサイズだけでなく太さも重要なポイントです。細めのフォントは読みやすさだけでなく、洗練された印象を与えることも可能です。文字サイズは、必ずプリントして確認する習慣をつけておくと、失敗を防ぐことができるのでおすすめです。

画像

CMYKカラーに注目
RGBカラーで作成すると、パソコン画面に表示している色と実際に印刷した色とが違ってしまうケースが多く見られます。それは、印刷がCMYKカラーで行われるためです。データ作成時にはCMYKカラーに設定するようにしましょう。

画像の品質
名刺の画像の品質は、イメージを大きく左右します。明るくて見やすい、鮮明な画像を使うことを心がけましょう。高品質な画像は、名刺を受け取る相手にスッキリしたよい印象を与えることができます。

レイアウト

余白
安定感をもたらす余白の取り方は、デザイン上重要です。適度な余白を設け、印刷時の文字切れを防ぐためにもスペース端ギリギリに文字や画像を配置するのは避けましょう。

構成要素の配置
名前、住所や連絡先など、情報は構成要素ごとに配置し、各グループのベースラインを揃えましょう。横書きはすべての要素を左揃えや中央揃え、縦書きは会社名を上、名前はセンター、それ以外を下揃えになど、ルールを決めると見やすい名刺になります。

まとめ

名刺をつくる時はフォントや画像、レイアウト、全体の統一感が大切です。シンプルで読みやすく、重要な情報が伝わりやすい構成を考えましょう。よい名刺の基本を守りながら、あなたらしい個性をプラスすれば、より印象に残る、コミュニケーションツールとして真価を発揮する名刺が誕生するでしょう。

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