印象に残る名刺を作るには?与えるイメージを左右する3つのポイント

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投稿日:2020年10月06日  更新日:2022年01月07日

印象に残る名刺を作るには?与えるイメージを左右する3つのポイント

印象に残る名刺を作るには?与えるイメージを左右する3つのポイント

名刺は、初対面の相手へ自己紹介として渡すもので、第一印象を決める重要なポイントです。相手にどのような印象を残したいかを考えて、デザインを決めましょう。 名刺のデザインで、印象を与えるのは色、書体、画像の3つです。会社や自分のイメージに合ったデザインを選ぶには、それぞれの要素がどうかかわってくるかを知っておきましょう。

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色が与えるイメージ

色が与えるイメージ

色は、見る人にさまざまなイメージを抱かせます。色の特徴を知り、与えたい印象に合わせて色を選びましょう。同じデザインの名刺でも、使用する色によって印象が変わります。

暖色系

暖色とは、赤やオレンジ、黄色など、暖かみのある色を指す言葉です。同じ暖色系でも、色によってイメージは変わります。 赤が情熱やパワーなど、力強い印象を与えるのに対して、黄色はフレッシュさや明るさなどを想起させます。また、同じ色でも、明るいオレンジはポップで陽気なイメージ、柔らかい電灯のような色合いのオレンジなら優しいイメージになります。色は鮮やかさや明るさによっても、異なる印象を与えます。 一般的に、暖色系にはポジティブなイメージがあり、目を引きやすい色です。目立たせたい部分に使われることも多くあります。

寒色系

寒色とは、青や水色、青紫、青緑など、全体に青の要素が入った色で、冷たさを感じさせます。「冷たさ」というと、あまり良い印象を受けないかもしれませんが、ビジネスにおいては、寒色が持つ冷静さは落ち着いた理知的なイメージを想起させ、プラスに働く傾向があります。そのため、名刺デザインにも寒色系の色が、多く使われています。暗めの青は、信頼や堅実さ、真面目さを連想させ、青空のような明るい青は、爽やかさを感じさせます。

中性色

暖色と寒色の中間の色、緑や紫は温度を感じさせない中性色に分類されます。植物を連想させる緑は、ナチュラルさや癒やしを与える色です。そのため、エコのイメージを伝えられるでしょう。一方の紫は、気品や神秘性を感じさせる色です。

無彩色

白黒印刷で表現される白・黒・グレーなどは、無彩色と呼ばれます。無彩色は、どの色と組み合わせても調和が取れる色です。文字の可読性も高いため、カラー名刺でフォントの色に使用することの多い色です。

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書体でイメージを変える

書体でイメージを変える

書体とは、文字自体のデザインのことです。どのような書体を選ぶかで、名刺全体のテイストが変わります。名刺の書体には、日本語では「明朝体」と「ゴシック体」、欧文では「セリフ体」と「サンセリフ体」が多く使われます。「明朝体」と「セリフ体」、「ゴシック体」と「サンセリフ体」には共通の特徴があります。それぞれの特徴を知り、イメージに合わせて選択しましょう。

明朝体/セリフ体

明朝体やセリフ体は、手書きの文字を形式化して作られた書体です。横線よりも縦線が太く、「うろこ(セリフ)」と呼ばれる飾りがあるのが特徴です。知的で上品なイメージがあることから、「品格」や「堅実さ」といった印象を与えます。メリハリがあって読みやすい字体で、情報を相手に伝えやすい字体です。

ゴシック体/サンセリフ体

ゴシック体とサンセリフ体は、直線的で飾りのない書体です。線の太さが均一なことが特徴です。タイトルや見出しなどに多く使われ、名刺に使うと親しみやすくカジュアルな印象になります。ゴシック体は、パッと見たときの判読性にも優れています。シンプルで、現代的なイメージの名刺作りに適した書体です。

文字の太さと印象

同じ明朝体やゴシック体でも、いくつもの書体の種類があります。それぞれ、細部や文字の太さなどが違います。プリントして、印象を見比べてみることをおすすめします。 特に文字の太さは、相手に与える印象を変えるポイントです。 一般に、細い文字は都会的で洗練されたイメージを、太い文字は力強く、安定感や元気なイメージを与えると言われています。 名刺全体のテイストや、相手に与えたい印象に合わせて書体選びをしましょう。同じデザインの名刺を異なる書体で見本を作って、全体のイメージを比較すると良いでしょう。

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写真やイラストを効果的に活用する

写真やイラストを効果的に活用する

名刺は、名前や連絡先を相手に伝えるために渡します。この用途は、文字だけで構成された名刺でも十分果たせます。しかし、そこに写真やイラストを追加すると、文字だけでは伝えられないイメージ、印象を高められます。写真やイラストを効果的に活用しましょう。

画像優位性効果で訴求力を上げる

情報は文字だけで伝えるより写真やイラストなど、ビジュアル要素が含まれる方が記憶に残ります。これを「画像優位性効果」といいます。「会社名は忘れても、企業のロゴには見覚えがある」「どこの地域かはわからないが、ご当地キャラクターには見覚えがある」などといった経験がある人も多いのではないでしょうか。これは、ビジュアルが記憶に残りやすいから起こります。この効果を名刺に取り入れ、相手に「この(写真・イラスト)はあの人だ」と思い出してもらえるように工夫するとよいでしょう。

写真でイメージを強化する

名刺に写真を載せると、より強く自社や自分、取扱商品などのイメージを伝えられます。たとえば、顔写真は、自分の印象を特に強く訴求する自己PR手段として効果的です。顔写真を見れば誰の名刺かすぐわかり、名刺の本人、名前、会社名の3要素が結び付けやすくなります。
また、自社の外観写真は、「こういう会社に勤めている人」と知ってもらい、信頼や親しみを感じてもらうことにも役立つでしょう。自社ビルがデザイン性の高い会社なら、話題にもできます。
同様に、商品写真の掲載も、自社製品のPRに効果的です。実物がその場になくても、どういうものを取り扱っているか自然に伝えられます。一方、自分の顔や会社に関連した写真ではなく、風景写真などを名刺に活用するケースもあります。伝えたいイメージに合った写真を選定し、計画的にデザインに活用することが大切です。

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イラストでイメージ効果を上げる

自分の似顔絵や職種に関連したイラストなどを使うと、親しみやすさを感じさせる温かい印象の名刺が作れます。たとえば、会社のイメージキャラクターなどを名刺のデザインに取り入れれば、相手の印象にも残りやすく、会話のきっかけにもできるでしょう。
また、イラストレーターや絵本作家など、イラストに関連する仕事人の場合は、自分の作品を名刺に使い、相手にどのような作品を作っているのかを伝えられます。複数の作品を掲載し、小さな作品集のように活用するなど、さまざまな工夫をしてみてください。

まとめ

名刺の印象は色、書体、画像の有無などによって変わります。既存のテンプレートを利用する場合も、与えたいイメージを考えてデザインしましょう。そうすれば、記憶に残るコミュニケーションツールとなる名刺に仕上げられます。ぜひ、細部にこだわって思い通りの名刺をつくりましょう。

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