名刺は色で伝えたいイメージを強調しよう!

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投稿日:2020年08月17日  更新日:2024年06月26日

名刺は色で伝えたいイメージを強調しよう!

名刺は色で伝えたいイメージを強調しよう!

色には、さまざまな感情を喚起させる力があります。 名刺はビジネス相手との最初の接点であり、長く保管してもらえるという特徴を持っています。色の持つ力をうまく引き出せれば、コミュニケーションツールとしての効果を高められます。限られたスペースの名刺だからこそ、色の効果が発揮されやすい面もあります。 色の効果的な使い方について解説します。

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色の持つ心理的イメージを活用する

色の持つ心理的イメージを活用する

心理学では、人が感じる色の心理的効果について12の基本色があるといわれています。 一般的に会社の名刺では白色の用紙が多く用いられますが、色のついた紙を使用することにより印象やコンセプトを効果的に伝えられます。 その場合、伝えたいコンセプトを明確にすることが重要です。明確なコンセプトに合った用紙で、すっきりした印象を与える名刺づくりには、ロゴや写真、フォントや色のコントラスト、バランス、統一感が必要です。 また、色は国や地域によって与える印象、象徴する意味が異なります。外国との取引が多く、英語などで名刺を作成する場合は、相手の文化圏における色の常識に配慮することが不可欠です。

暖色系6色のポイント色使い

基本色12色のなかの暖色6色とは、下記のとおりです。
赤:情熱的で活動的な色です。積極性や躍動感を感じさせます。企業ロゴに赤が使われることが多いのも、この色の持つ効果と関係していると考えられています。
橙:活発で明朗、陽気で親切なイメージを与えます。元気を表わすのに適した色です。
ピンク:やさしく柔軟でかわいらしさを伝える色です。女性的なイメージを持つ人も多いでしょう。
黄色:元気で冒険的、躍動感を持つ色です。軽快な明るさで、人を和ませユーモアを感じさせる色です。
黄緑:新緑の色で未熟さや若さ、成長を連想させます。
緑:希望や平和、協力や平等、調和を表わす色として使われることの多い色です。黒と組み合わせると、強さを感じさせます。
暖色はどれもポジティブでエネルギッシュな印象を与え、ポイント使いでも名刺の印象を変えてくれます。特に赤・橙・ピンク・黄色の4色は進出色で、その色の領域を大きく見せます。写真の中の色でポイントをつくるなど、工夫次第で暖色の効果を活かすことができます。

寒色系6色をポイントや背景色に

残りの6色は、冷静さや落ち着きを感じさせる寒色系です。
青:清潔で静的、かつ知的なイメージの色です。誠実さや真面目さを表し、日本人の好む色です。
紫:高貴さや気高さを表す上品な色ですが、不安を感じさせる色でもあります。組み合わせる色によっても、印象が大きく変わります。
茶色:慎重、堅実、落ち着きを感じる色です。緑と並んで樹木を連想させ、自然を感じさせる色でもあります。
白:純粋、静けさを醸す色です。従順なイメージもありますが、決意の色でもあります。
灰色:控えめな印象を持たれる色ですが、組み合わせによって相手の色を活かす効果が大きい色です。
黒:自立した印象。礼儀、威厳、強さを表すと同時に、不幸を想起させる色でもあるので、使い方、ボリュームに注意しましょう。また、守りの効果もあり、干渉を遮断する色とも言われます。
このような色ごとの特徴を把握しておきましょう。

強さを感じさせる光と色の作用

光を集める色や光り輝く色に、用紙の質感など光で印象的なイメージをつくり出せます。 光を感じられる主な色は、次の2色です。
シルバー:シャープでクールな印象をもたらします。鋭敏、強靭さとともに上品さもあり、フォントの色、メタリックで部分的な背景色の配置など、デザイン処理で視覚的効果をつくり出せます。
ゴールド:豊かさや富の象徴の色です。豪華さを演出するのにふさわしく、持つ者に強運を引き寄せるとも言われます。名刺で使う場合は、成功や地位など、コンセプトを決めて、デザインに取り込むのが上品さにつながります。

色の視認性

色はそれぞれの見え方に特徴があり、使い方によっても見やすさが異なります。見たときの色や形の確認のしやすさは視認性と言い、名刺の色選択、配置を決める際に大切な要素です。 色の視認性は、色の組み合わせ、背景色、光の加減などにより、変化します。特に、名刺で色のついた紙を使うときは、背景色の面積が多いためコントラストの効果に注意が必要です。また、ロゴや商品などパッと目立たせたい情報や写真は、視認性を高めることで求める効果をつくり出せます。
また、コントラストのほかに明度の差(白やイエローなど明るい色は明度が高く、黒や紺などの暗い色は低い)も重要な要素です。明度の差を高くすると視認性が上がり、明度を下げると視認性は低くなり、クールなイメージに仕上げることが可能です。ただし視認性が低すぎると情報が読み取りにくくなり、相手にいい印象を与えません。伝えたいイメージを表現する色の使い方を学びましょう。 名刺の色の使い方は、デザイナーや印刷業者に相談することで、専門的なアドバイスを受けられます。

色と面積の関係を見よう!

売上UPにつながる名刺とは?

色は、面積の広さで見え方が変わります。明るい色は面積が広ければ広いほどより明るく見え、暗い色は面積が広いほど実際より暗く見えます。 名刺の場合、最も多くの割合を占めるのが名刺の用紙(背景)の色です。一般的に白やクリーム系の用紙の名刺が多く見られますが、色名刺やクリア、シルバーなどさまざまな素材、色の名刺も増えています。
選択した用紙の色と調和するフォントの色の選択、2色づかいの背景色、ロゴや写真とのコントラストなどデザインを考える上で検討しなければならない要素はたくさんあります。「色の面積効果」は、実際の名刺のサイズのサンプルでチェックすることをおすすめします。
ロゴマークやフォントなど少ない面積の色を目立たせたい場合は、その色の明度、彩度、トーンを調整すれば求める効果を得られます。

膨張色と収縮色

暖色は大きく、寒色は小さく見える性質があります。これは暖色が進出色であり、寒色が後退色だからです。 また、同じ色では明度、彩度が高ければ大きく見えます。背景色が暗い色の場合は、コントラストの関係で明るい色は実際より大きく見えます。ロゴや写真、社名や名前のフォントの太さなど、色の使い方によって名刺全体のイメージが変わります。
さらに、「色も重さ」と聞けば不思議に思うかもしれません。しかし、人間の脳は明るい色を軽く、暗い色は重く感じます。名刺サイズの場合は、あまり問題になりませんが、製品づくりや服の着方など色の効果を見直してみると面白い発見がたくさんあります。
色に関心を持つことは、コミュニケーションツールとして効果的な名刺づくりにもつながります。

色の決め方

色を選ぶ場合、まず、大きな面積を占める色、ロゴや写真のような多くの色味を持つものから優先的に配置します。その上で、全体の色のコントラストを調整、確認します。名刺はスペースが小さいため、基本的には2・3色でまとめるのがおすすめです。
また、裏面にも情報を載せる場合は、両面の色バランスも考えることが必要です。両面を同色にするか、異なる色にするかで伝えるイメージを戦略的に変化させるのもいいでしょう。

ダメな配色を避ける方法

名刺が色使いによって見づらくなったり、印象が悪くなる場合があります。次に紹介するのは、ダメな色づかいを避けるための注意点です。

ダメな名刺にならないために下記もおすすめです。
ダメな名刺

背景色をグラデーションにする
背景色をグラデーションにする場合、フォントが読み取りにくいといった印象を与えるリスクがあります。名刺に適した背景色とはいえません。
写真の上に文字を載せる
写真に文字を載せる場合、課題になるのがフォント色、スタイルです。フォントの遊び方やフォントの創作などハードルは高いと考え、デザイナーに依頼することが完成度をあげる方法です。この場合は、それに見合ったコストが必要になります。 特に、名刺にSNSのロゴやアイコンを掲載する場合は、指定された色や表記ルールは変更できません。色が煩雑にならないよう注意が必要です。

名刺にSNS情報を表記する方法については、以下のリンク先の記事をご参照ください。
完全解説!名刺にSNS情報を表記する方法

配色計画のポイント

名刺に載せる情報が整理できたら、配色計画を立てましょう。 配色計画の手順として、まずは名刺のコンセプトに合わせたキーカラーを決定します。キャッチフレーズや社名、氏名など、どの情報にフォーカスするかを考え、内容に合わせて背景色やサブカラーの使用も検討します。複数の色を使うときは、最も目立たせたいキーカラーが映えるよう、色のコントラストや明度、彩度にメリハリをつけるとバランスの良い配色に仕上がります。 それぞれの要素を配置したら、プリントアウトして色のバランスチェックをします。いくつかの色のパターンを試し、実際の出力イメージを確認しながら比較することをおすすめします。

まとめ

名刺はスペースが限られるからこそ、色によって印象が大きく変化するという面白さがあります。 まず、名刺がコミュニケーションツールであることを理解した上で、色使いやイメージを決めて名刺を制作するプロセスを丁寧に進めれば効果的な名刺が作成できることを解説しました。 色の持つイメージは、面積やコントラスト、用紙の材質などにより、実際に作ってみると違った印象のものになることもあるので、いくつかのパターンでチェックしてから作成することをおすすめします。

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