高級感あふれる箔押し名刺を作ろう!箔押し加工の特徴とデザイン例

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投稿日:2021年06月28日  更新日:2021年06月28日

高級感あふれる箔押し名刺を作ろう!箔押し加工の特徴とデザイン例

高級感あふれる箔押し名刺を作ろう!箔押し加工の特徴とデザイン例

「箔押し」は、印刷加工のなかでも比較的メジャーな方法のひとつです。日常生活のなかでも、少し高級感のある菓子箱やパンフレット、ブランド品の紙袋などに施された箔押し加工を目にする機会は多いでしょう。そんな箔押し加工を名刺に利用すれば、高級感を高め、相手に強い印象を与えられます。 そこで、この記事では箔押しの基礎知識と名刺に活用する際のメリット、具体的な活用法を解説します。

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箔押し加工の基礎知識

箔押し加工の基礎知識

まず箔押し加工の基礎について、加工の方法や種類、注意点などを知っておきましょう。

箔押し加工とは

箔押しは、紙に金属でできた箔を熱転写することで、独特の質感を表現する印刷加工方法です。紙と金属という異素材を掛け合わせることで生まれる独自のデザイン性が魅力で、文字やイラスト、ロゴなどに幅広く利用できます。

箔押し加工の種類

箔押し加工にはさまざまな色があります。代表的なものは金・銀ですが、同じ金・銀でも、通常のアクセサリー類と同様に、光を受けて輝く艶やかなものとマットな質感のものがあります。
また、赤や青、緑、ピンクなどのカラー箔、見る方向によって色味が変わるホログラム箔、上品な輝きを持ったパール箔、クールでデザイン性の高い加工ができる黒・白の箔などもあります。同じデザインの名刺でも、選ぶ箔の色によって仕上がりの雰囲気がガラリと変わりますから、利用する際は事前に色や質感をシミュレーションして検討しましょう。
なお、実際に加工できる箔の種類は、それぞれの印刷所によって異なります。「箔押し加工可能」という印刷所でも、金や銀の箔しか取り扱っていないということもあるので、希望する箔があるときは事前に問い合わせてみてください。印刷所のHPでも利用できる箔の種類が紹介されていることが多いので、チェックしてみましょう。

箔押し加工の注意点

比較的メジャーで利用しやすい箔押し加工ですが、いくつか注意点もあります。

・細かいデザインや小さな字には向かない
細い線や小さい文字は、箔押しではうまく表現できない可能性があります。印刷所によっても対応できるデザインが異なることがあるので、心配なときは事前に確認を取りましょう。

・凹凸のある紙には箔が乗りにくい
凹凸がある紙に面積の広い箔を押そうとすると、うまく乗らずに抜けが出てしまう可能性があります。抜けも味わいのひとつと考えることもできますが、隙のないデザインを希望するのであれば避けたほうが無難でしょう。

・パールと白の箔は下の色が透ける
パールと白の箔は、下に印刷した色が透けて見えます。透け具合をあらかじめ計算してデザインを考えれば、おもしろい名刺が作れるでしょう。ただし、意図せず透けてしまうことがないように注意してください。

・箔と印刷は1~2mm程度ずれることがある
箔押しは、基本的に印刷をした後で行うため、印刷面とのズレが生じる可能性があります。箔押しに縁取りをしたい場合は、あらかじめ縁を太めにつけておきましょう。 希望するデザインの印刷が可能かどうか、依頼する印刷所に確認しておくと安心です。

名刺で箔押しを使うメリット

名刺で箔押しを使うメリット

名刺の箔押しは、比較的手軽に大きな効果を得られる加工方法です。具体的なメリットを5点紹介します。

高級感の演出

「金箔」や「銀箔」は、印刷加工以外のシーンでも高級感の演出に使われるものです。名刺に使う箔押しも同様で、箔押しが入るか入らないかだけで、受ける印象が大きく変わります。 もちろん、ほかにも高級感が出る印刷加工技術はたくさんありますが、金属を使う箔押しは、誰にでもわかりやすいゴージャスさや高級感、特別感を簡単に出せます。

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見た人にインパクトを与えられる

そもそも、異素材の組み合わせというのは人の目を引くものです。紙と金属箔という異素材で表現される箔押し加工も、印象に残りやすい加工方法だといえるでしょう。

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箔押しでしかできないデザインを実現

箔押しを使うことで、通常の印刷だけではできない特殊なデザインを実現することができます。例えば、ホログラム箔を使ったきらめきの表現や、黒に金の箔押しでラグジュアリー感を出すデザインなどは、箔押しならではのものです。

加工料がそれほど高額でない

箔押しの料金は、箔を押す面積によって決まる場合が多くなっています。名刺はもともと印刷面が小さいため、そのなかの一部に箔押しを使っても、加工料金はそれほど高額になりません。もちろん印刷会社による価格の違いはありますが、比較的手ごろな価格で利用できる特殊加工技術です。

取り扱っている印刷所が特殊加工のなかでは比較的多め

印刷加工技術には、箔押し以外にもさまざまな方法があります。しかし、特殊な加工技術はそれだけ利用できる印刷所も限られてきます。 その点、箔押しはメジャーな技術であるため、取り扱っている印刷所も多くなっています。価格や納期などの条件が合う印刷所も探しやすいでしょう。

名刺の箔押しデザインアイデア例

名刺の箔押しデザインアイデア例

最後に、名刺の箔押しを検討している方向けに、デザインのアイデア例を5種紹介します。
箔押し加工を使えば、ごく普通の白い紙に金や銀の箔押しをするだけでも高級感を演出することは十分可能です。しかし、ここで紹介するようなひねりのあるデザインを採用することで、より一層強い印象を相手に与えることができるでしょう。自社に合ったデザインを考える際のヒントにしてください。

黒い紙×黒箔

黒い紙には金や銀の箔押しもよく合いますが、あえて黒の箔を使うことで独特のニュアンスを表現することができます。 金や銀を使うと、ゴージャスさや豪華さが出ますが、やや派手な印象になってしまう可能性があります。黒い紙に黒箔を重ねるデザインは、箔があまり目立ちませんが、その分シンプルで高級感のあるデザインになります。

上品さのあるラメ紙×金箔

ラメ紙というと、ギラギラした印象を抱く人もいるかもしれませんが、パールのような上品なきらめきを持ったラメ紙もあります。このような紙に金の箔を押すと、華やかで美しいデザインになります。ブライダル業界などにもおすすめです。

和紙×銀箔

シックな印象を持った和紙に銀の箔押し加工をすると、落ち着いた印象のまま高級感を高められます。とりわけ、マットな質感の銀箔を使うのがおすすめです。 和紙には金箔もよく合いますが、デザインによっては和のゴージャス感が出過ぎてしまうことがあります。金箔で現代風の名刺を作りたい場合は、シンプルで線の細いデザインにするなど、工夫が必要です。

ロゴやイラストの一部を箔押しする

箔押しは印刷ではありませんから、フルカラーの表現をすることができません。そこでおすすめなのが、ロゴやイラストの一部分だけを箔押しにしてアクセントに使う方法です。 カラーやモノクロのロゴやイラストと箔押しを組み合わせると、「印刷」と「箔」という異素材を組み合わせたロゴやイラストに仕上がります。このようなデザインは、うまく活用することで非常にオシャレな印象を演出できます。

色の違う箔を2種類使う

箔押しには、いろいろな種類があります。これらを組み合わせることで、2色刷りのようなデザインを箔押しで表現できます。 特に金と銀の箔は、組み合わせて使われることの多いものです。カラー箔の複数色使いは、ポップ過ぎてビジネスにはあまり適さない可能性がありますが、金と銀、あるいは、金とカラー箔や銀とカラー箔であれば、名刺にも取り入れやすいでしょう。

まとめ

箔押しはデザインの幅も広く、いろいろな紙に合わせやすい加工技術です。簡単に名刺に特別感を持たせることができますから、ぜひ活用を検討してみてください。 ただし、印刷所によって取り扱っている箔や紙の種類、手法は違います。実際に名刺印刷に利用する際は、印刷所のホームページや箔見本を確認するのがおすすめです。親身になって相談に乗ってくれる、自社に合った印刷所を見つけましょう!