名刺を切らしたときのアフターケア
名刺交換の場では、名刺を切らしていることを率直に謝罪しますが、大切なのはアフターケアです。
名刺の郵送
名刺をお送りすると伝えしたらその日のうちに郵送しましょう。必ず、面談のお礼と失礼の詫び状を名刺に同封します。
下記は、詫び状の一例です。
『株式会社〇〇 ××部
役職 △△様
先ほどはお忙しいところお時間をいただきまして、誠にありがとうございました。
当方の不手際で名刺をお渡しできず、大変失礼いたしました。
あらためて名刺をお送りさせていただきます。ご確認いただければ幸いです。
今後とも、どうぞよろしくお願い申し上げます。』
名刺は便せんにクリップで止めておくと、名刺が見つけやすいのでおすすめです。
デジタル名刺をメールで送る
相手が同年齢か若い相手だったり、役職が同程度だったりした場合は、お詫びメールとデジタル名刺を送信してもいいでしょう。
ただし、相手が紙の名刺の場合や役職が上の場合は、名刺を郵送しましょう。
下記は、お詫びメールの一例です。
『株式会社〇〇 △△部
役職 ××様
お世話になっております。□□株式会社、■■部の◇◇です。
先ほどは貴重なお時間をいただき、誠にありがとうございました。
短い時間でしたが、有意義なお時間を過ごさせていただきました。
当方の不手際で名刺をお渡しできず、大変申し訳ございませんでした。
デジタル名刺を添付させていただきます。ご確認いただければ幸いです。
今後とも、なにとぞよろしくお願い申し上げます。
□□株式会社 ■■部◇◇』
名刺を届ける
相手の会社が近い場合や、相手の会社の近くへ立ち寄ることがある場合は、訪問して名刺を届けるのも良いでしょう。
その場合は、事前のアポイントは取らないようにします。相手が不在の場合は対応してくれた方へ名刺と、あらかじめ用意しておいたお詫びのメッセージカードを託します。
再会時に名刺を渡す
名刺交換時に名刺を切らしたお詫び伝えた時、相手が「次回お会いしたときで構いません」と返答した場合は、次回お会いした時にお詫びの言葉とともに名刺を渡しても、特に問題はありません。
しかし、あまり時間がたってしまうと、ビジネスチャンスを逃すことがあるかもしれません。なぜなら、相手は再会まで連絡をとらないと決めてしまう可能性が高いからです。そのため、この対応はあまりおすすめとはいえないでしょう。