名刺悪用の防止策
名刺悪用の防止策は、渡す相手や場所を選ぶことが第一です。不用意に不特定多数が集まる交流会やイベントなどで名刺を渡さない。また、個人情報は可能な限り掲載しないことも大切です。
名刺交換の相手を選ぶ
名刺交換では、相手の身元が確かかどうかを見極めることが大切です。少しでも怪しいと感じたら、「今、名刺を切らしていまして」などの理由で名刺交換を断ることも必要です。
名刺交換の注意点
セミナーやイベントなどビジネスを目的とした集まりでも、注意は必要です。企業への飛び込み訪問対策として、部署内、企業内で対応方法を決めておくのもよいでしょう。
個人情報は掲載しない
携帯電話番号やメールアドレス、SNSなど個人につながる情報は、名刺に記載しないことが自衛策の一つです。特に個人事業主は自宅の住所や電話番号は記載しない、初対面ではメールアドレスの開示だけにするなど、個人情報を保護することが大切です。最近では、SNSにアップされた画像から個人宅を特定するなどの事件も起こっています。
会社の名刺には、会社の代表番号や携帯電話、割り当てられたメールアドレスだけ掲載するようにしましょう。個人事業主の場合は、フリーアドレスなどの利用も有効です。
名刺の個人情報については下記により詳しく記載しております。
取り扱いには細心の注意を!名刺の個人情報
複数の名刺を使い分け
掲載情報の違う複数の名刺を用意し、相手によって使いわけるのも一つの方法です。個人事業主にとっては、その効果は大きいでしょう。初対面の相手には、必要最小限しか情報を開示しないのが安全です。
個人事業主様の名刺については下記もお勧めです。
個人事業主の名刺作成に重要なポイント
名刺の紛失・保管
自分の名刺とともに、取引先の名刺の悪用にも注意が必要です。受け取った名刺は持ち歩かず、すぐ保管フォルダーに入れるなど慎重な管理を習慣化しましょう。また、名刺のデータベース化サービスなど、デジタル管理の仕組みを利用するのもよいでしょう。
WEB上での名刺管理
最近は、インターネット上で名刺を管理できるツールが増えています。無料で気軽に利用できるアプリがある反面、セキュリティが甘いものもあります。利用には、実績や信頼性を検証してえらびましょう。名刺管理ツールの提供企業は、プライバシーマークを取得した個人情報管理体制のしっかりした企業を選ぶようにしてください。
名刺の管理ツールについては下記もお勧めです。
名刺管理に活躍!名刺管理ソフトのメリットとデメリット
名刺クラウドサービスの活用