1. 信頼感・期待感を与えるキャッチコピー
「○○のことならお任せください」「こういった実績があります」といった信頼感を与える言葉や、「こんなお悩みありませんか?」「まずはお悩みを聞かせください」といった問題解決への期待感を抱いてもらえるコピーを添えるといいですね。裏面につづく業務内容や実績を読みたくなるキャッチコピーも理想です。
「売り」を出さない
人は見なれないものに、不安を感じ緊張します。飛び込み営業は、突然見知らぬ会社を訪問してあいさつするのですから、まず礼儀正しいことが一番大切です。突然の訪問は、歓迎されないことの方が多く、どのタイミングでビジネスの紹介につなげるのかが一番大きな課題です。
飛び込み名刺の目的
飛び込み営業は、「初めは断られる」を前提とした営業活動です。そのため、次回の訪問につながる人間関係をつくることが最大の目的です。訪問時には、ゆっくりとていねいにあいさつして、信頼感を感じさせる名刺を用意しましょう。シンプルで上質な白の名刺が基本です。そのため、飛び込み営業名刺と再訪用の営業名刺の2種類を使い分けることがおすすめです。初めての訪問では、先方の課題やニーズはすぐに把握できないことが多いので、次回の訪問時に課題解決に役立つ自社商品やサービスの提案に必要な情報収集が大切です。再訪問時の営業名刺には、課題解決につながる情報が記載された名刺が渡せるよう準備できれば、ビジネスチャンスが広がります。
しかし、デザイナーや美容師など感性のアピールがビジネスチャンスを広げる職種では、一目で個性を感じさせる名刺も効果的です。そっけないほどシンプルで上品な表面に、裏面ではデザイン作品やヘヤースタイルなど実績を視覚化したものなど、格差を感じさせるのも面白いでしょう。
シンプルなキャッチコピー
飛び込み名刺のキャッチフレーズは、人間が一瞬で読み取れる字数9字〜13字の範囲に収めるのがお勧めです。また、「集客に悩んでますか」「人材育成は大切ですか」など、イエス・ノーで応えられる簡単な質問形式なものもいいでしょう。ただし、回答がイエスとなる質問であることが重要です。これはイエス・セット話法を応用したキャッチフレーズの作り方で、人は質問に5回ほど「イエス」と答えると質問相手との心理的な壁が取り除かれる性格を持っています。そのため、名刺のキャッチフレーズから始まる会話でも、相手がイエスと答える質問を用意しておきましょう。
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