これからの企業の新常識!? エシカル調達のメリットと取り入れ方

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投稿日:2021年08月26日  更新日:2024年06月26日

これからの企業の新常識!? エシカル調達のメリットと取り入れ方

これからの企業の新常識!? エシカル調達のメリットと取り入れ方

近年、日本でもフェアトレード商品やSDGsについて話題になることが多くなっています。大企業はもちろん、中小企業にとっても、環境や社会貢献を意識した“エシカル”な経営が求められる時代になりつつあるといえるでしょう。 そこで、この記事では、エシカルとは何か、エシカル調達の意味、企業がエシカルを意識するメリット、企業活動におけるエシカルの取り入れ方などをまとめて解説します。環境に配慮できる“持続可能な企業”を目指すために、ぜひ参考にしてください。

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エシカルとは?フェアトレードやオーガニックとどう違う?

エシカルとは?フェアトレードやオーガニックとどう違う?

“エシカル”“フェアトレード”“オーガニック”といった言葉は、どれも「自然派」や「環境にやさしい」といったイメージがあります。しかし、具体的な意味や使い分けはよくわからない方も多いのではないでしょうか。エシカルとはどういう意味なのか、改めて確認しておきましょう。

エシカルは“倫理的”を意味する言葉

エシカルとは、英語で“倫理的”を意味する言葉です。倫理は、人が社会のなかで生きるうえでの道徳やモラル、道理のことですから、エシカルとは「社会通念上のモラルにかなっていること」といえるでしょう。
人は、日々多くの商品やサービスを利用しながら暮らしていますが、その商品やサービスが消費者に渡るまでには、さまざまな工程があります。例えば、印刷物であれば、原材料となる木材を育て、伐採し、紙が作られ、印刷所に運ばれ、加工されて商品が出来上がります。高い倫理観を持ってこれらの工程を行うことが“エシカル”です。具体的には、環境問題や労働環境問題、貧困問題、地域格差等への配慮があげられます。
つまり、開発途上国から継続的に適正価格で原料や製品を輸入する“フェアトレード”や、化学肥料や農薬を使わずに作物等を作る“オーガニック”も、エシカルの一部ということができるでしょう。エシカルとは、こうした活動を内包する考え方や立場を示すものです。

日本ではまだ浅いエシカルの歴史

1987年、イギリスで「Ethical Consumer(倫理的消費者)」という団体が設立されました。この団体が発行している同名の雑誌によって、“エシカル”や“エシカル消費”という言葉が広がっていったといわれています。さらに、1997年には、当時のイギリス首相がスピーチでエシカルについて触れています。これによって、より多くの人々にエシカルという言葉や考え方が知られることになりました。
一方、日本におけるエシカルの歴史は、それほど長くありません。「日本エシカル推進協議会」は、2014年に有志によって立ち上げられ、2017年に一般社団法人になっています。フェアトレードやオーガニックという考え方は以前からありましたが、エシカルについて広く知られるようになってきたのはここ数年のことだといえるでしょう。

エシカルな製品は認証マークでアピールできる

せっかくエシカルを意識した製品を作っても、それをアピールする手段がなければ消費者に伝えることができません。そこでおすすめなのが、エシカルに関する認証マークを付けることです。 2021年現在、“エシカル”を示すマークはありませんが、フェアトレードを示す「国際フェアトレード認証ラベル」や、森林保護に関するFSC認証など、エシカルな製品であることをアピールできる認証マークはたくさんあります。
こうしたマークは、自社で販売する製品だけでなく、名刺などにも付けることが可能です。

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企業に求められる“エシカル”な調達

企業に求められる“エシカル”な調達

社会全体にエシカル意識が広まるなかで、今後、企業にエシカルな調達を求める動きも活発化していくと考えられます。企業がエシカルを重視すべき理由について解説します。

消費者に広がるエシカル意識

近年、メディアを通して途上国の労働環境問題や、自然保護問題といった問題が多く発信されています。こうした情報に触れた消費者は、エシカルでない原料を利用した製品の不買を行ったり、エシカルな製品を選んで購入したりという行動変容を起こします。
今後も、このような消費者のエシカルに対する意識の高まりは続いていくでしょう。消費者が製品を選ぶ際の要素には、価格や品質などさまざまな側面がありますが、「エシカルであるかどうか」も判断材料のひとつになっていくと考えられます。企業としても、こうした消費者意識の変化に対応していく必要があるでしょう。

企業がエシカル調達を行うメリット

企業がエシカルを意識した調達を行うことで得られるメリットは、主に次の3点です。
1.企業活動のなかで社会貢献ができる
2.消費者や取引先からの信頼を得やすい
3.投資の際の評価項目にエシカルが含まれるケースがある
エシカルは、社会の一員としてのモラルに基づいて行うものですから、「社会貢献」はもっとも大きく、基礎的な要素となるでしょう。しかし、企業活動を行ううえでのエシカルのメリットはそれだけではありません。 消費者や取引先から好印象を抱かれやすい、投資を受けやすいケースがある、といった、実利面においても、エシカルを意識するメリットがあります。

エシカルと関連性が深い“CSR”とは

CSRとは、「Corporate Social Responsibility」の略語で、企業が担う社会的な責任を意味します。従業員、消費者、地域社会、自然環境など、幅広く社会全体に対する責任を持ち、配慮を持って経営を行うことがCSRの考え方です。
エシカルと似ていますが、CSRは企業の責任についての言葉ですから、消費者の行動まで含むエシカルよりも狭い範囲を示しています。とはいえ、企業としては、エシカルとCSR、両方を意識していく必要があるでしょう。

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エシカル名刺を使えばSDGsにも貢献できる

エシカル名刺を使えばSDGsにも貢献できる

消費者は、エシカルな原料などを使った製品を選ぶ「エシカル消費」によって、エシカルを行っている企業を選択します。一方、企業はエシカルを意識した原料を使うことで、社会貢献を行います。 しかし、企業は「生産者」である一方「消費者」でもあります。企業が自社製品を作成するために行う調達だけでなく、社内外で使用する備品を購入する際にも、エシカル調達を意識してみてください。このような消費行動は、SDGsへの貢献にもつながります。

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エシカルとSDGsの関係

そもそもSDGsというのは、2015年の国連サミットで定められた「持続可能な開発目標」のことです。 「貧困をなくそう」「陸の豊かさも守ろう」など、将来のために世界が一丸となって取り組むべき17の目標が設定されています。そのなかのひとつが「つくる責任 つかう責任」です。企業は、つくる側とつかう側両方の責任を負う必要があるでしょう。
エシカル調達は、この「つくる責任 つかう責任」と深く関係しています。倫理的な仕入れを行うことで、持続可能な生産と消費の実現に近づくことができるのです。 とはいえ、これまで利用してきた原材料等の調達先を変えるのは、コスト面、品質面、手続き面等さまざまなハードルがあり、簡単なことではありません。
そこでおすすめなのが、企業が利用している製品にエシカルを取り入れる方法です。フェアトレード製品や自然環境に配慮した紙で作るエシカル名刺なら、エシカルにもSDGsにもつながる企業活動を手軽に始められます。

エシカル調達やSDGsについての資料を下記からダウンロード可能です。
SDGs名刺資料ダウンロード

エシカル名刺とは

エシカル名刺とは、エシカルを意識した名刺用紙で作られる名刺のことです。エシカル名刺の一例には、以下のようなものがあります。
【環境保護と途上国で働く人々の支援につながる名刺】
・バナナペーパー名刺
【環境保護につながる名刺】
・間伐材名刺
・再生紙名刺
・ペットボトル再生名刺
・帆布ペーパー名刺 など
エシカルな素材の名刺には、環境に配慮している証しのマークを付けることができます。また、独特の風合いを持った紙も多いため、会社の打ち出したいイメージに合わせて選ぶことで、ブランディングにも役立てられるでしょう。 社会貢献につながり、なおかつ名刺としての魅力も高く、アイスブレイクの話題作りにも最適と、エシカル名刺には非常に多くのメリットがあるのです。

エシカルな素材の名刺であるライメックスとカミシェルについては下記がおすすめです。
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卵の殻で作る名刺って?カミシェル(CaMISHELL)名刺の特徴と魅力
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まとめ:今後のトレンドはハイブリッドスタイル

エシカル調達は、現代社会で経営活動を行う企業にとって、今後ますます求められていくシーンが増えていくと予想されます。持続可能な社会を作っていくためにも、企業活動を持続させていくためにも、エシカルを意識した経営が必要です。
しかし、「明日から調達のすべてをエシカルにしよう!」というのは無理があります。まずは、手軽に取り組めるエシカル名刺の導入などからスタートしてみてはいかがでしょうか。少しずつエシカルなものを取り入れていくことで、SDGsに貢献していきましょう。

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