名刺の電子化と保管
最近では、名刺をデータ化して取り込み、電子データとして保管している企業も多くあります。データ化するメリットは、パソコンやクラウド上で保管できることです。紙で名刺を管理するより、アクセスが簡単で社内での名刺情報の共有も容易です。ここでは、紙の名刺をデータ化する主な方法について解説します。
名刺電子化サービス
国内には、無料・有料の名刺電子化サービスが数多く存在しています。代表的なものをご紹介します。
Wantedly People
国内のビジネスSNSで、最大規模の「Wantedly」が運営する名刺電子化サービスが、Wantedly Peopleです。
Wantedly Peopleは、最大10枚の名刺をスマートフォンで撮影し、一度に電子化できる名刺管理アプリです。名刺の持ち主が「Wantedly」にプロフィールを登録していれば、その情報を連絡先の情報と同期することも可能です。パソコンにも対応しており、使用料はかかりません。
myBridge
myBridgeは、LINE株式会社の名刺管理アプリです。スマートフォンで名刺を撮影したら、すぐに電子化できます。「共有名刺帳」
機能を使い、名刺情報を社内で共有することも可能です。名刺のスキャンを代行してくれるサービスもあり、大量の名刺を電子化したい場合にはおすすめです。無料で展開されているサービスです。
CAMCARD BUSINESS
ワウテック株式会社の名刺管理サービスで、「CAMCARD」のビジネスバージョンです。
スマートフォンでの撮影、またはスキャナーでの取り込み、複数枚の名刺を一度に電子化できます。オペレーターによるデータ修正サポートが受けられ、正確なデータ保管が可能です。
また、CAMCARD BUSINESSは多言語に対応し、外部ツールとも連携しています。有料サービスで、さまざまなビジネスシーンで電子化した名刺を活用するサービスも提供しています。スタンダードプランは1,400円から使用できます。
名刺電子化を外注
各社のサービスでは、名刺の電子化を外注することも可能です。外注には、個人に依頼する方法や、電子化代行の専門業者に依頼する方法があります。完成度と信頼性を確認して、専門業者に依頼するのがおすすめです。専門業者への外注は、一般的に名刺1枚20円から50円ほどの費用がかかります。
紙の名刺は、バックアップデータ
通信障害などで電子化した名刺データにアクセスできない、データが消えてしまったりといったトラブルに備え、紙の名刺は一定期間保管することをおすすめします。万一の事故でも、データを復元できます。
名刺の管理ソフトやクラウドツールに関しましては下記もお勧めです。
名刺管理に活躍!名刺管理ソフトのメリットとデメリット
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