名刺デザインを考える
主題を決めたら、次に名刺のデザインを考えます。名刺のサイズや向き、フォント、色などを決めていきましょう。
それぞれのデザインのポイントをご紹介します。
名刺のサイズ
日本の名刺サイズは91mm×55mmが主流です。しかし、ヨーロッパは85mm×55mm、アメリカは89mm×55mm、アジアは90mm×54mmと国や地域によって名刺の標準サイズは違います。海外との取引が多い企業では、その国の標準に合わせたサイズの名刺を用意するのもいいでしょう。
また、クリエイティブな業界ではイメージをより個性的に訴求するために、あえて変形や立体型などの名刺を使う例も多く見られます。名刺のサイズや形は、用途に合った選択をすることで効果をあげられます。
名刺のサイズについては下記もお勧めです。
一般的な名刺のサイズは、なぜ91×55mmなのか?
名刺の向きと、縦書き・横書き
名刺の向きと文字の方向には、全部で4つのパターンがあります。
ヨコ型・ヨコ文字
ヨコ型・タテ文字
タテ型・ヨコ文字
タテ型・タテ文字
パターンごとに、デザインやイメージが異なります。堅めの職業であればタテ型・タテ文字、IT企業やベンチャー企業であればヨコ型・ヨコ文字など業界や企業のイメージに合った形式を選びましょう。
社名にアルファベットを使っていたり、メールアドレスやウェブサイトアドレスなど英語表記が多かったりする場合は、ヨコ型ヨコ文字がスタンダードです。
文字揃えの種類
文字の揃え方には、左揃え、中央揃え、右揃えの3パターンがあます。
一般的には、左揃えが多く使われ、デザインがしやすいのも左揃えの名刺でしょう。
中央揃えは、名刺全体をバランスよく見せる配置を検討することが大切です。バランスが悪いと落ち着きがない印象になってしまいます。全体のバランスをよく確認しながら、調整していきましょう。
右揃えは、デザイン性の高いおしゃれな名刺に仕上がるおすすめの文字揃えです。作成時にはロゴや写真など、文字以外の要素と一体感が出る配置にすることがポイントです。ちぐはぐなデザインではおしゃれ感が崩れるので、上級者向けのパターンと言えるかもしれません。
フォント
フォント選びでは、「フォントの種類」と「フォントのサイズ」の2つを決める必要があります。どちらも、相手が読みやすいかどうかが大切です。
名刺の中で複数のフォントを使い分ける場合は、2種類程度までにするのがおすすめです。フォントの種類が多いと、名刺の統一感がなくなり、読みにくい名刺になってしまいます。
名刺のフォントについては下記もお勧めです。
イメージを大きく左右する!? 名刺の書体
余白と色
同じデザインの名刺でも、余白の取り方によって全体のイメージが変わります。フォントのサイズや位置を変えて複数のパターンをつくり、余白の置き方を検討しましょう。
また、写真やロゴマークなど、カラー画像を挿入するときは、それ以外の文字は白黒の配色にすると落ち着きます。
クラフト紙など色付きの名刺用紙を使用する場合も、フォントや画像との配色には注意し全体がすっきり見える配色を意識しましょう。
名刺のデザインについて、詳しくは下記の記事でご紹介しています。参考にしてください。
名刺を自分でデザインするときに押さえておきたいポイント
理想的な名刺作成のために。名刺のレイアウト・色づかいのコツをおさえよう!