ケース別名刺の肩書き表記
企業においては、複数の部署に所属している、またはグループ企業に関わっているなどの理由で数多くの肩書きを持つ人もいます。なかには、海外の部署を担当するケースもあるでしょう。ここでは、複数表記や英文表記など、ケース別の肩書き表記についてご説明します。
複数の肩書きがある場合
複数の部署や肩書きがある場合でも、基本的にはすべて記載します。しかし、かなりの数になる場合には最低限必要な肩書きだけにとどめることも検討すべきでしょう。
すべて記載する場合にも、情報を整理して相手に伝わりやすくすることが大切です。たとえば、「取締役」、「執行役員」、「製造本部 統括部長」という3種類の肩書きを記載する場合、そのまま並列で書くこともできますが、「取締役 兼 執行役員 製造本部統括部長」と兼務であることを明記することで、相手に自分の立ち位置や役割が伝わりやすくなります。
各々の状況に応じて、名刺の肩書き表記は変化させることができるのです。
代表的な英文表記
代表的な役職名の英文表記について、一例をご紹介します。
会長=Chairman of the Board
社長=President
代表取締役=Representative Director
専務取締役=Executive Director
常務取締役=Managing Director
事業本部長=Board Chairman
工場長=Factory Manager
営業部長=Sales Director
係長=Manager
主任=Assistant Manager
ただし、肩書きの英文表記にも国や会社のよって違いがあり、「専務取締役」という肩書きひとつとっても、「Executive Vice President」「Executive Director」「Senior Managing Director」など複数の表記が存在します。また、名刺の英語表記に関しては、肩書きの表記方法以外にも注意が必要です。
たとえば企業名の表記に関しては英国式表記の「○○○Co.,Ltd.(Company Limitedの略)、米国式表記の「○○○Inc.(Incorporatedの略)、「○○○Corp.(Corporationの略)」など複数の表記方法があります。使用するシーンに応じて、現地の事情に詳しい団体や人物などに尋ねるとよいでしょう。
企業の名刺と個人の名刺の違い
最近は、個人で名刺を持つ方も多くなりました。企業の名刺に対して、個人事業主(フリーランス)の名刺やプライベートで使う名刺は自由度が高いのが特徴です。個人の名刺で、「●●のママ」などという肩書きが書かれているものも見受けられます。個人的な名刺の場合には、自分をアピールするために肩書きを独創するなど遊び心があっても良いかもしれません。
個人名刺を制作する場合は下記もお勧めです。
名刺を自分でデザインするときに押さえておきたいポイント
名刺作成に使いたい無料ツールとそのメリット・デメリットをご紹介!