英語表記に活用
裏面を英語表記にしているケースも、多く見受けられます。海外に進出している企業や外国人労働者が増えている現在、日本語、英語の2種類の名刺を持つより、裏面に英語表記にする方が効率的です。ここでは、名刺の英語表記におけるポイントをご紹介します。
住所の英語表記
英語の住所表記は、日本語と順序が逆になります。日本語表記が「郵便番号→都道府県→市区町村→番地」と記載するのに対し、英語表記では「番地→市区町村→都道府県→郵便番号」となり、最後に国名が表記されます。
「○○-ku, Tokyo, 765-4321, JAPAN」、「1-2-3, 〇〇-shi, Saitama, JAPAN
のような表記になります。
電話番号の英語表記
電話番号の英語表記は、日本語の場合と同じでかまいせん。ただし、海外で名刺を渡す場合や、相手が海外から電話をかけることがある場合は、「国番号」を記載しておくとよいでしょう。
国番号とは各国に割り当てられた国際番号です。日本の国番号は「81」ですから、名刺の表記は頭に「+81」をつけて市外局番の「0」をとり、「TEL: +81-3-0000-0000」のように記載します。
電話番号はTELまたはPhone、携帯電話はMobileまたはCall、フリーダイヤルはTel Freeと表記するのが一般的です。
会社名、肩書き、肩書きの英語表記
会社名の英語表記には、米国式と英国式があります。「○○Inc.」はIncorporatedの省略形、「○○Corp.」はCorporationの省略形で、ともに米国式表記。
「○○Co., Ltd.」はCompany Limitedの省略形で英国式表記です。
部署表記の一例としては、「本社:Head Office」「支社:Branch Office」「営業所:Sales Office」「総務部:General Affairs Department」「人事部:Personnel Department」「経理部:Accounting Department」があげられます。
肩書きは、「社長:President」「副社長:Vice President」「専務取締役:Executive Director」「支店長:Branch Manager」「部長:General Manager」「課長:Manager」などに表記になりますが、「Manager」の英語表記は企業により異なる場合があります。表記する役職の担当業務など、定義を確認してから名刺をつくりましょう。
名刺の肩書きについては下記により詳しく記載しております。
法律で決まっている!?名刺の肩書き表記のあれこれ