名刺にメッセージを残す
キャッチコピーや実績などを載せる以外にも、渡す相手に合わせて名刺にメッセージを添えることも効果的です。ただし、通常の名刺交換では、名刺にメッセージを書き入れるのはマナー違反と言われています。
では、どのような時ならばメッセージを書き入れても好印象につながるのでしょうか。ここでは、名刺にメッセージを書き入れる時の注意点について解説します。
手書きのメッセージ
名刺に手書きでメッセージを入れるのは、通常の名刺交換時にはマナー違反になるので避けたほうがよいでしょう。
メッセージを書き込んでもよいのは、担当者が不在の時や特別な挨拶まわりの時と考えるのが無難です。
不在訪問時や連絡先を伝える目的でどなたかに名刺を預けて届けてもらう場合は、メッセージを書き入れ要件を伝えることができます。しかし、そのような場合でもあらかじめメッセージ欄やメモ欄のある名刺つくっておけば、スマートにメッセージを伝えることができます。メッセージは基本的には、名刺の裏側に書き込む方がよいでしょう。
また、名刺は人の顔にあたりますから、受け取った名刺に相手の目の前で書き込みをするのは大変失礼です。どうしても日付や相手の特徴などを書き込みたい場合は、会社に帰ってから書き込むようにしましょう。名刺は個人情報が記載された大切なものです。丁寧に扱う習慣を身につけましょう。
名刺の個人情報については下記により詳しく記載しております。
取り扱いには細心の注意を!名刺の個人情報
訪問時に不在の場合、名刺に残すメッセージの書き方
営業では、アポを取らずに急に取引先を訪ねたり、飛び込み営業をする場合もあります。急な訪問では、目指す相手に会えないことも多いものです。このような時は、名刺に「訪問目的」と「アポイントなしで訪問したことの謝罪」、「訪問した日付」、「メッセージ」を残しておくようにしましょう。
メッセージは、簡潔で読みやすく、訪問と次回の訪問希望などを伝わりやすく書き込みます。具体的には、「突然のご挨拶で失礼いたします。~の件で訪問いたしましたがご不在でございましたので、名刺と資料一式を置かせていただきます。どうぞよろしくお願いいたします」などといったものにします。
また、担当者が不在でほかの人が対応してくれた場合には、担当者と対応してくれた人、それぞれに名刺を渡すようにしましょう。
名刺の渡し方やマナーについては下記もお勧めです。
正しい名刺交換の方法は?名刺受け渡し時のマナーをおさらい
名刺の渡し方を学ぶ
印象をアップさせるアイテムを上手く使う
今、文具店や100円ショップなどでは便利でアクセントになるシールをたくさん目にします。これらを名刺に貼り、相手に親しみやすさい印象を与えることもきます。感謝を示したい時など、それにふさわしいシールを貼ることも可能です。ただし、やりすぎには注意が必要です。
また、名刺の角を落とすための角丸カッター、模様の型を抜く型抜きパンチ、簡単なエンボス加工を施すエンボススタンプなど、個性的な名刺をつくるためのグッズもあります。用途にあわせて使用してみるのもよいでしょう。
印象的な名刺の活用については下記もお勧めです。
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