外注先を選ぶときのポイント
名刺の完成度は印刷会社によって左右される側面があるため、発注先は慎重に選ばなければなりません。
では実際に、名刺作成の発注先を選ぶ時には、どのような点に注意すれば良いのでしょうか。
業者を選ぶときに押さえておきたいポイントについて、詳しく見ていきましょう。
今までの実績
名刺は、自己紹介のツールというだけではなく、所属する会社のことを相手により良く知ってもらうための重要な道具でもあります。名刺の品質が低ければ、相手側の企業に対して失礼にあたることにもなりかねません。
数多くの名刺作成実績がある会社であれば、用紙やデザイン、テンプレートの種類も幅広く取り揃えていることが多く、ノウハウも蓄積されているため信頼性が高いと言えるでしょう。
価格と費用
名刺は会社の顔となる大切なツールとはいえ、作成する時はなるべく経費を削減したいものです。
名刺は会う人の数に応じて用意するものですから、特に営業職では常に補充が必要で、そのコストは軽視できません。
そのため、なるべく安い料金で制作してくれる業者を選びがちですが、名刺は一般の商品と異なり、金額だけでは判断しがたい側面があります。
値段の安さを強調している業者は、印刷の品質を犠牲にしている場合がありますし、そうでなかったとしても、オプションやシステム利用料などが別途設定されており、最終的な金額が想定以上に高くなってしまうということもあります。
出来る限り予算を押さえながら、理想の名刺をつくることができるかどうか、様々な要素を総合的に判断しながら外注先を選ぶようにしましょう。
名刺作成の費用については下記により詳しく記載しております。
いくらくらいかかる?名刺の作成費用を安くおさえるコツをご紹介
加工手段や用紙が豊富か
名刺の印刷には、箔押しなどの特殊加工や特色インクでの印刷など、オプションを追加することもできます。
名刺に独自性を出したい時や、こだわりのデザインを生かしたいといった場合は、必要な加工手段やそれにあった用紙を選べるかどうかも外注先選びの基準になります。
特に用紙は一見しただけではわからないことも多いため、サンプルを取り寄せて紙質を確認できるかどうかも判断材料の一つに挙げられるでしょう。
名刺の印刷用紙については火気により詳しく記載しております。
名刺のイメージを決める!?おさえておきたい印刷用紙の選び方
印象を左右する、名刺の厚さ
納期
多くの場合名刺は、ビジネスの場で使用するものです。必要な時に名刺がなければ、仕事に支障をきたしてしまうこともあります。
そのような事態を避けるために、印刷会社を選ぶ段階で納期についても必ず確認するようにしましょう。当日出荷可能な会社もあれば、納品までに数日を要する会社もあり千差万別です。納期が短い場合は、印刷の品質が落ちることも考えられますし、選べるデザインテンプレートやオプションの種類も限られる傾向があります。
納期と品質を総合的に判断するようにしてください。
名刺の品質
納品される名刺の品質をあらかじめ確かめるためには、外注先が採用している印刷方法を知ることも大切です。
後述するオンデマンド印刷か、パンフレットや雑誌などの高品質な商用印刷に使われるオフセット印刷にも対応しているかも判断基準の一つと言えるでしょう。
印刷方法によって仕上がりや品質も異なってきますから、高品質な名刺を作成したい場合は、オフセット印刷を採用している外注先を選びましょう。
品質保証
インターネットで印刷を注文する時は、品質保証について事前に確かめておくことが大切です。
特に色の仕上がりは、パソコンのモニターやスマートフォンの画面上で見た色と実際に印刷される色では違いがあります。これは、モニターなどで見える色は光の3原則(RGB レッド、グリーン、ブルー)で構成され、印刷物は色材の3原則(CMYK シアン、マゼンタ、イエロー)で構成されるためです。また、使用する用紙の特徴によっても、色の見え方に違いがあります。
そのため、色の仕上がりや裁断ズレなどに関してきちんとした情報が明記されているか、品質保証に関する注意書きをよく読んだうえで名刺印刷を依頼するようにしましょう。