名刺を印刷する前に知っておこう!オンデマンド印刷の特徴

投稿日:2020年06月12日  更新日:2020年09月07日

名刺を印刷する前に知っておこう!オンデマンド印刷の特徴

名刺を印刷する前に知っておこう!オンデマンド印刷の特徴

名刺の印刷を印刷会社に外注する場合、印刷方式には「オンデマンド印刷」、「オフセット印刷」の2種類があります。一般的に名刺の印刷においては、少ない部数の印刷物を低価格で印刷できるオンデマンド印刷を使うことが多いです。
ここでは、オンデマンド印刷による名刺印刷の特徴と、メリット・デメリットについて解説します。

オンデマンド印刷とは

オンデマンド印刷とは

「オンデマンド」には「要求に応じて」という意味があります。その名の通り、オンデマンド印刷は必要なときに必要な量を印刷できることが特徴です。「無版印刷」、「デジタル印刷」とも呼ばれ、原稿データを直接読み取って印刷・製本する印刷方式なので印刷工程において版を作る必要がありません。版の出力をしないため、短納期で少部数の印刷に適していてコスト削減も可能です。こうしたオンデマンド印刷の特徴について解説します。

オンデマンド印刷の方式

オンデマンド印刷では、「トナー」と呼ばれる粉末状のインクを用いる「トナー方式」と液状のインクに電圧や熱を加えて印刷面に吹き付ける「インクジェット方式」があります。では、トナー方式とインクジェット方式にはどのような違いがあるか見ていきましょう。

トナー方式

トナー方式で用いるトナーの粒子は、1000分の5ミリほどとなっていて肉眼で捉えることはできません。印刷時は静電気を用いて印刷する箇所にだけトナーを吸着させることで印刷します。オフセット印刷と比べ、トナー方式を用いるオンデマンド印刷では細部の色彩の再現性は少し劣りますが、完成までの仕上がりが早く、コストを低く抑えて仕上げることが可能です。

インクジェット方式

一方、インクジェット方式は、印刷機に内蔵されたノズルからインクを紙に吹き付けて印刷します。
インクジェット印刷のインクの種類は多数あり、水性染料・顔料インクジェット、油性顔料インクジェット、UV硬化インクジェットなどがあります。名刺印刷では、主に水性染料・顔料インクジェットが用いられます。
染料インクは紙の繊維に浸透することで発色し、写真の印刷に適しています。顔料インクは紙の表面に微細な粒子が留まることで発色します。また、油性のものは水性のものに比べて耐水性に優れています。
水性染料と水性顔料インクは解像度が高く、発色も鮮明ですが、耐水性が低く屋外印刷物には向いていません。
また、UV硬化インクジェットはプラスチックやアクリル板に印刷でき、変わった素材の名刺を印刷する際に適しています。

オンデマンド印刷のメリットとデメリット

オンデマンド印刷のメリットとデメリット

オンデマンド印刷には、少部数での印刷が可能な点や低コストでできるなど数多くのメリットがあります。しかしその一方で、オフセット印刷と比べて少々品質が落ちる点や、大量印刷が難しいなどのデメリットもあります。
ここではオンデマンド印刷のメリットとデメリットについて解説します。

オンデマンド印刷のメリット

少部数の印刷が可能
オンデマンド印刷の最大のメリットは、低価格、少部数から印刷対応が可能で、短期納品が可能なことです。少部数のチラシやカタログの印刷にも、高いコストパフォーマンスを実現します。

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印刷物の保管場所がいらない
オフセット印刷の場合は、数万部や数千部の印刷物の管理が必要となり、保管場にも一定の広さが求められますが、オンデマンド印刷の利用で、必要な時にスピーディーな対応・管理が実現できればスペースの無駄もなくなります。
コストが安い
オフセット印刷では一回の印刷ロットが多く、使用しなかった分は廃棄となりコストの無駄が発生することもよくあります。 しかし、オンデマンド印刷では必要な部数を必要な分だけ印刷することができ、コスト削減が可能です。
内容の差し替えに迅速に対応が可能
オフセット印刷とは異なり、オンデマンド印刷は内容の差し替えも簡単、スピーディーに対応できます。
発注から印刷までが早い
オンデマンド印刷は版作成に必要だった時間が不要になった分、納期までの日数が短縮されます。
専属のオペレーターが不要
従来の印刷機には、専用のオペレーターが必要でしたが、オンデマンド印刷機には専属のオペレーターが必要ないため人件費が軽減され印刷コストも抑えられます。

オンデマンド印刷のデメリット

オフセット印刷との品質の違い
オフセット印刷と比べ、オンデマンド印刷は印刷の仕上げに違いが出ます。色が安定せず、広い面積のベタや網掛けがあるとムラが出ることがあります。
また、広範囲のグラデーションにも印刷のムラが発生する可能性があり、気候や印刷機の状態によって色味が少し変わることもあります。4色カラーの印刷であるため、特色が印刷できない点もデメリットです。印刷物によって、適切な印刷方法を選びましょう。
大量印刷に向かない
オンデマンド印刷は、大部数の印刷に向く印刷方法ではありません。どのような目的で印刷物をつくるのか、最適な印刷方法はどれかなど、必要に応じて印刷業者に相談することをおすすめします。印刷は歴史の長い業種です。専門性も高いので、信頼できる印刷業者とのお付き合いを大切にすることが、印刷物を通して良いコミュニケーションを実現する早道になります。
大判印刷に向かない
オンデマンド印刷機の多くは、A3用紙までの印刷を対象にしています。B3チラシやB3冊子などは適しません。
業者選びに迷う
ほとんどの印刷業者がオンデマンド印刷に対応しています。そのため、業者選びには迷うかもしれません。希望する内容を整理して、納期やコストなどを質問してみるのもよいでしょう。また、ホームページでその会社の方針や得意な分野など情報収集し、判断に役立てましょう。

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押さえておきたい!名刺作成業者を選ぶ時のポイントは?

まとめ

オンデマンド印刷は、現在多くの印刷物に使われ、今後も増加傾向があると考えられる印刷方式です。その大きな特徴である少部数、低コスト、スピードは、時代の需要に合っています。さまざまなシーン別の印刷物にきめ細やかな対応ができ、社内の内製化が進む名刺印刷にも適しています。
一方で、オフセット印刷に比べて品質が落ちるというデメリットもあります。名刺を外注する際には、低コスト・短納期を優先してオンデマンド印刷を選ぶか、品質を優先してオフセット印刷を選ぶか、予算や時間などを相談しながら決めるようにしましょう。

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