名刺で企業の姿勢や取り組みを伝えよう!環境配慮型用紙のご紹介

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投稿日:2021年08月26日  更新日:2021年12月01日

名刺で企業の姿勢や取り組みを伝えよう!環境配慮型用紙のご紹介

名刺で企業の姿勢や取り組みを伝えよう!環境配慮型用紙のご紹介

近年、社会全体の環境への配慮意識が高まっています。企業としても、環境に配慮した取り組みを行っていく必要があるでしょう。 手軽に導入できて効果的な環境配慮の方法に、「環境に配慮した紙の使用」があげられます。企業活動のなかで当たり前に使っているコピー用紙や名刺などを環境に配慮した紙にすることで、社会貢献ができるのです。 そこで今回は、環境に配慮した紙の特徴や、取引先に嫌味なく環境への配慮を伝えられる「名刺」の活用法についてご説明します。

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環境に配慮した紙の種類と特徴

環境に配慮した紙の種類と特徴

環境に配慮した紙には、いろいろな種類があります。ここでは、そのなかから8点を取り上げて、紙の特徴をご紹介します。

再生紙

再生紙は、昔からあるなじみのある環境に配慮した紙です。使ったことや見たことがある人も多いでしょう。以前は、厚みのある板紙に使われることが多かった再生紙ですが、近年ではコピー用紙やノート、名刺用紙など幅広く利用されています。古紙の割合等によって色味などが変わるので、実物を見て選びましょう。

FSC認証紙

FSC認証紙とは、適切に管理された森林資源を使って作られ、FSC認証を取得した紙のことです。 企業活動を行ううえでは、どうしても大量の紙を消費することになります。FSC認証紙を利用して、永続的な森林保護に寄与しましょう。

FSC認証紙について、詳しくはこちらで解説しています。
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非木材紙(バナナペーパーなど)

針葉樹と広葉樹以外の植物繊維を使った紙が、非木材紙です。バナナの茎や竹、サトウキビの搾りかすなどを使って作られ、それぞれ風合いの異なる紙に仕上がります。 包装紙やハガキなどのほか、テーブルナプキンや紙コップなど、幅広い用途で活用されています。

シリアルペーパー

食品や製品を作るときは、さまざまな搾りかすなどが発生します。これを利用して作られた紙をシリアルペーパーと呼びます。 小豆、コーヒー、お茶、デニムなど、さまざまな原料から作られたシリアルペーパーがあります。

間伐材紙

森林を育てていく過程で伐採される間伐材を原料とする紙が、間伐材紙です。間伐は、太い幹の健康な木々を育てるために必要な行為です。しかし、伐採した木を無駄にしてしまうのはもったいないでしょう。 間伐材紙のなかには、再生紙と間伐材を組み合わせて作られた環境配慮型用紙もあります。こうした紙を選べば、より環境への大きな寄与が可能です。

グリーン電力用紙

グリーン電力とは、太陽光発電や風力発電、水力発電など、環境に配慮した電力のことです。紙を作る際には電気を必要としますが、この電気と同等のグリーン電力証書を製紙会社が購入することで、グリーン電力用紙が作れます。 やや複雑な仕組みですが、第三者認証機関による認証のうえで行われている、れっきとした環境配慮活動のひとつです。

ライメックス用紙

ライメックスは、豊富に存在している石灰石を原料とした新しい環境配慮型用紙です。通常の紙に比べて、耐水性や耐久性も高く、リサイクルも可能です。

ライメックスについては下記もおすすめです。
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ユポ紙

ユポ紙は、木材由来の従来の紙に代わる新時代の紙を目指して開発されました。合成樹脂と天然の鉱物を主原料に作られていて、破れにくく、耐久性に優れ、表面が滑らかで筆記しやすいといった多くのメリットを持っています。

名刺に使える環境に配慮した紙

名刺に使える環境に配慮した紙

環境に配慮した紙は、名刺用紙として利用することもできます。ただし、名刺にはある程度の耐久性と厚みが必要ですから、あまり薄い紙や、破損しやすい紙は選ばないほうがよいでしょう。 名刺用紙として印刷所で利用されている環境に配慮した紙には、以下のようなものがあります。
・再生紙
・FSC認証紙
・バナナペーパー
・ライメックス用紙
・ユポ紙
・カミシェル(CaMISHELL) など
もちろん、これ以外にも名刺に使える環境に配慮した紙はいろいろあります。それぞれの印刷所によって取り扱っている紙が違うため、問い合わせてみてください。 環境に配慮した紙を名刺に使うことで、手軽に環境保護活動への貢献ができます。こうした活動は、企業としての社会的責任を果たすことにもつながりますし、認証マークを入れることで、取引先や消費者へのアピールも可能です。
さらに、環境に配慮した紙の多くは、一般的な名刺用紙とは見た目や手触りが違います。これを「個性」としてブランディングに活用すれば、取引先に強い印象を残すことができるでしょう。

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環境に配慮した紙を使うときのポイント

環境に配慮した紙を使うときのポイント

環境に配慮した紙を名刺やパンフレット等の印刷物に使うときに覚えておきたい4つのポイントがあります。
認証マーク
取り扱い印刷所
仕上がり
インク
4つのポイントを押さえることで、より自社のイメージに合った印刷物を作成することができるでしょう。それぞれについて、意識すべきことをまとめました。

認証マークは信頼できるものか確認する

環境に配慮した紙を使っていることを認証するマークには、いくつもの種類があります。そのなかでもおすすめなのが、第三者の認証によって提示できるマークです。自己宣言のみで自由に付けられるマークの場合、偽装されることもあるため、信頼性に劣ります。認証マークを付けられることをウリにしている紙を利用する場合、そのマークがどのようなものなのかを確認しておきましょう。 企業の名刺等におすすめの認証マークには、以下のようなものがあります。
・FSCロゴマーク
FSC認証を受けた紙に利用できるマーク。
・間伐材マーク
間伐材マーク認定委員会の認定によって利用できるマーク。
・非木材グリーンマーク
非木材グリーン協会認定のマーク。
・エコマーク
エコマーク認定を受けることで利用できるマーク。
なお、これらのマークの認定は、製紙会社等が行います。そのため、名刺に利用したい企業側が手続きをする必要は基本的にありません。該当する紙を取り扱っている印刷所に、マークを入れられるかどうか確認してみましょう。

取り扱っている印刷所が限られる

環境に配慮した紙にはさまざまな種類がありますが、これらをすべて利用できる印刷所を探すのは難しいでしょう。名刺印刷所の場合、そもそも環境に配慮した紙を取り扱っていないところも多くあります。もともと取引のあった印刷所に取り扱いがない場合は、別の業者を探さなければいけません。
印刷所を探すときは、「環境に配慮した紙を取り扱っている」「エコロジーペーパーに力を入れている」ことをウリにしている印刷所を選ぶのがおすすめです。環境に配慮した紙の特性を熟知している印刷所であれば、デザインの相談にも乗ってもらえますし、自社に適した紙を見つけやすいでしょう。

環境に配慮した紙を取り扱っている印刷所は下記がおすすめです。
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環境配慮型用紙やSDGsについての資料を下記からダウンロード可能です。
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手触りや印刷のノリの違いも魅力のひとつと捉える

環境に配慮した紙は、通常の名刺用紙とは手触りや印刷ノリが異なります。具体的な特性はそれぞれの紙によって違うため一概にいえませんが、真っ白で滑らかな紙にはない自然な風合いが楽しめる紙がたくさんあります。
環境に配慮した紙を使うときは、こうした紙の手触りの違いや印刷のノリの違いなども含めてデザインを考えるのがおすすめです。実際の紙の手触りや質感がわかる紙見本や、フルカラーや単色の印刷見本を取り寄せて参考にしましょう。

環境に配慮したインクもある

紙だけでなく、インクのなかにも環境に配慮した商品があります。印刷インキ工業連合会では、環境に配慮したインクが提示できる「インキグリーンマーク制度」も定めています。 環境に配慮したインクには、廃食用油をリサイクルして作られた「植物油インキ」や、環境負荷の少ないバイオマス原料を利用したインクなどがあります。より環境に配慮した印刷を目指す場合は、印刷にどのようなインクが使われているのかもチェックしてみてください。

まとめ

環境破壊は、社会全体で取り組む必要のある大きな課題です。社会を担う企業として、環境への配慮を忘れずに企業活動を行いましょう。 環境に配慮した紙のなかには、独自の風合いを持ったものがたくさんあります。環境保護という観点からはもちろん、紙としての魅力も高いため、取引先に渡す名刺用紙としても最適です。ぜひ日々の営業活動に取り入れてみてください。

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