小口染めで印象的な名刺を!ワンランク上を目指そう

投稿日:2020年09月04日  更新日:2020年09月10日

小口染めで印象的な名刺を!ワンランク上を目指そう

小口染めで印象的な名刺を!ワンランク上を目指そう

名刺のデザインを考える上で、大切な要素の一つが“配色”です。どのような配色にするかで、名刺全体のイメージは大きく変わります。そこで、今回は名刺にさりげなく色をプラスして印象を変える“小口染め”について考えてみましょう。名刺の配色を考える時、どうしても意識は印刷面に向きがちですが、小口染めは、名刺のサイド(縁)に色を付ける技法です。小口染めからどのような効果が生まれるか、最適な紙質やインクの選び方なども合わせてご説明します。

小口染めとは

小口染めとは

小口染めは、エッジカラーやエッジプリントとも呼ばれる印刷技術の一つです。通常の印刷では、紙の表面などに印刷を行いますが、紙に厚みがあれば、紙の側面に幅が生まれます。その縁(小口)に着色するのが、“小口染め”です。 小口染めを行うと、周りを色で囲った名刺に仕上がります。名刺表のデザインに影響せず、主張しすぎないシンプルさでスマートに印象をアップする効果をつくり出せます。ここでは、小口染めの持つ特徴を3つご紹介します。

1)最適なのは厚みのある紙

紙の縁に色を付ける小口染め加工は、厚みのある紙に適した技法です。紙の厚みによって、縁の色がしっかりと映え、小口染めの効果が高まります。 一般的な名刺の用紙の厚みでも、小口染めの効果が発揮されますが、紙の厚みによって印象が変わるので、数種類の厚みの用紙を試して、求めるイメージにあった効果を確認しながら用紙を選ぶといいでしょう。

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2)活版印刷と好相性な小口染め

活版印刷は、活字組版と呼ばれる活字版に組み込んだ活字にインクをつけ、厚みのある紙に押しつける印刷技術です。独特な凹凸が現れ、その凹凸が紙に美しい印影を生みます。昔ながらのレトロ感やゆったりした風合いが演出できます。
この活版印刷のアナログ感と小口染めの色どりは、とても相性の良い加工方法です。もちろん、単体でも魅力的な技法ですが、好相性な組み合わせなのでデザイン性の高いおしゃれな名刺をつくれます。
また、「空押し」や「エンボス加工」も味わいを添える技術でおすすめです。 「空押し」は、活字組版の活字にインクを付けずに圧をかけ文字やロゴ、イラストなどを表現する方法です。一方、「エンボス加工」は文字やロゴなどを表面に浮き出す加工です。どちらも、小口染めと相性が良い加工方法です。
いずれも、紙の厚みを生かした加工方法ですから、小口染めとの組み合わせを検討してみることをおすすめします。

3)豊富な色のバリエーション

小口染めに使えるインクは、緑や青、赤、オレンジといった定番カラーのほかに、ゴールドやシルバー、蛍光色などがあります。バリエーションが豊富なので、自社のコーポレートカラーや、表現したいイメージに合わせて選択しましょう。 また、一つの色で名刺の四方を囲うだけでなく、横のラインは青、縦のラインはシルバーなど2色を使い、色の組み合わせによるさまざまな表情を楽しむことができます。

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小口染めの効果

小口染めの効果

小口染めは、シンプルだけど印象的な名刺を作りたいと考えている方におすすめです。ここでは、名刺デザインに小口染めを活用することで得られる効果をまとめてみました。

受け取った人の目を引く

用紙の色と縁の色のコントラストを鮮やかにする小口染めは、名刺を受け取った相手の目を引く効果が期待できます。小口染めの名刺は、現在それほど数多く使われている技術ではありませんので、受け取った人に「面白い」と思わせることもできるでしょう。
また、小口染めの名刺は、名刺入れに入れた状態でも縁の色が目立ちます。受け取った後で「そういえばあの人の名刺は」と思った際にも、すぐに見つけてもらえます。名刺情報へのアクセス性を高められ、営業効果も上がると考えられます。

シンプルな技術で強いアクセント

小口染めは、「名刺の縁に色を付ける」シンプルな印刷加工技術です。 余白を多めに取った文字主体の一般的なデザインの名刺やモノトーンの名刺などにプラスして、強いアクセント効果を加えられます。情報量の多い名刺よりも、シャープでスタイリッシュといったイメージに仕上げる効果もあります。

上品で高級感がある

小口染めは、紙の縁の非常に小さな面積に着色します。その特性を生かして、名刺にはあまり使われない蛍光カラーなど強い印象の色を使っても、にぎやかになりすぎず自由度の高いデザインの名刺ができます。 小口染めを差し色に使い、一般的な名刺と一線を画す高級感のある名刺をつくることも可能です。
さらに、活版印刷や箔押し、空押し、エンボス加工など複数の加工技術を組み合わせれば、より印象的、個性的な名刺づくりができるでしょう。

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小口染めの用紙選び・色選び

小口染めの用紙選び・色選び

小口染めは、用紙や色の選び方で、さまざまな効果を演出できます。用紙と色を選ぶときに意識しておきたいポイントについて、解説します。

用紙の選び方

大切なポイントの一つは、用紙の縁の厚みです。色が映える厚めの紙を選ぶことが大切です。 活版印刷でも人気の高いクッション紙やコットン紙など厚みがあり、かつ、柔らかい風合いの用紙がおすすめです。また、特Aクッション、グムンドコットン、スノーブルなどは、適性の高い用紙です。
なお、縁の発色は用紙自体の色味によっても変わってきます。はっきりと発色させたい場合は、ホワイト系の紙を選ぶのがおすすめです。
ただし、ゴールドやシルバーのインクを使う場合は、紙の色が濃くてもインクの色がはっきりわかりますので、紺や黒など濃い色の名刺で美しく仕上がります。ゴールドやシルバーの小口染めは、独特の高級感を感じさせるので、強い印象を残せます。

色の選び方

小口染めに使える印刷色は、青や赤、黄色といった一般的な色合いから、蛍光カラー、ゴールド、シルバーまで豊富です。ただし、薄い色ほど用紙の色の影響を受けます。具体的な印刷イメージが知りたい場合は、小口染めを取り扱っている印刷会社から加工見本を取り寄せるのもよいでしょう。
名刺印刷で選ばれることが多い自社のテーマカラーで、さりげなく相手に印象づけるブランディング効果も期待できます。 また、使うシーンや渡す相手に与えたいイメージによって、いくつかの色を使い分ける方法もあります。社員ごとに色を変えるのも面白いでしょう。名刺によって、打ち出したいイメージを確定して、色を選ぶのがおすすめです。

まとめ

厚みのある紙や活版印刷と相性が良い小口染めは、デザインにこだわった名刺を作りたい方や、印象に残る名刺を作りたいと考えている方に適した加工方法です。 縁の色を変えるだけでも、名刺の持つ印象は大きく変わります。さまざまな色の中から、自社に合った色や、相手に与えたい印象に合わせた色を選んでみてください。また、自社のイメージに合った名刺用紙との相性が良い色を選ぶのも大切です。小口染めによって名刺の持つ効果を高め、営業活動に生かしましょう。

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