個人名刺の概要・種類・メリットと効果的な活用法

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投稿日:2020年11月10日  更新日:2021年12月09日

個人名刺の概要・種類・メリットと効果的な活用法

個人名刺の概要・種類・メリットと効果的な活用法

働き方の多様化により、個人事業主やフリーランス、副業をする人が増えています。それに伴い、個人名刺の需要も広がりました。さまざまなビジネスツールがデジタル化する現在でも、紙の名刺は今もビジネスに不可欠なコミュニケーションツールです。企業に所属しない個人事業や活動だからこそ、名刺の効果を最大に活用することでビジネスチャンスを獲得することが大切になります。
ここでは、個人名刺の種類や活用法について解説します。

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個人名刺の概要と種類・メリット

個人名刺の概要と種類・メリット

個人名刺は、会社の名刺と違って、個人情報の掲載に注意が必要な項目やポイントがあります。ここでは、個人名刺の概要や種類、メリットについて解説します。

個人名刺に掲載する基本情報

名刺に記載する基本的な情報は
・氏名
・業種または業務内容
・メールアドレス
・ウェブサイトのURLやSNSのアカウント名
住所や電話番号は、セキュリティ対策を検討したうえで選択しましょう。 ただし、連絡先、所在の明確化は信頼性にもつながりますので、バーチャルオフィスなど のサービスの利用を検討することも大切です。 ロゴや屋号がある場合は、掲載すると印象を強化する効果があるでしょう。 また、顔写真、自分の強みやキャッチコピー、プロフィール、出身地、趣味、製品やサービスの写真なども効果的に活用しましょう。

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個人名刺で使える肩書表示

法人登記をしていない場合は、法的に使えない肩書があります。個人事業主の場合に、主に使える肩書は以下です。
・代表
・最高経営責任者(CEO)
・店長
・デザイナー・コンサルタント・エンジニア・スタイリストなど職種を表すもの

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個人名刺の種類

主な個人名刺の種類は、以下の職種や用途です。
・フリーランス
・個人事業主
・副業名刺
・セカンド名刺
・プライベート名刺
・趣味やサークルの名刺
・ママ名刺

個人名刺の役割・メリット

個人で名刺を持つメリットは、個人の活動内容を素早く、効果的に伝えることができる点にあります。 自分を印象づけ、自己紹介を兼ねてどのような活動をしているか、どのようなサービスを提供できるか、どのような貢献ができるかを理解してもらうことに役立ちます。
ビジネスにつながる出会いにすると同時に、必要な時に連絡をもらうためのツールでもあります。

名刺で自己紹介するには下記もおすすめです。
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個人名刺のデメリット

一方で、デメリットもあります。
名刺の作成には、手間や費用がかかります。情報を整理し、デザインやフォントを選ぶなどの一定の手順が必要です。手間を省く、イメージどおりの名刺を作りたい、個性的な名刺、おしゃれな名刺を作りたいなど、思いをカタチにするには、事前に手間と費用について決めておく必要があります。 個人情報の公開によるリスクが生じます。
連絡先を多くの人に公開する場合のリスクについても、事前に対策を立てる必要があります。

個人名刺の作り方と活用法

個人名刺の作り方と活用法

個人名刺を作成する方法と活用法について解説します。

個人名刺の作り方

主なデザイン作成方法は、4パターンあります。
1.自作する
2.デザイン会社への依頼
3.テンプレートを利用
4.印刷会社に依頼する
どの方法が、自分に適しているかを選択して進めましょう。 名刺を自作するには、デザインの知識が必要です。初めて自分で名刺作成を行う場合は、基本的な作成技術の習得が必要になり、多くの時間がかかります。デザイン技術に自信がない場合は、ウェブ上や印刷会社などが提供しているテンプレートを利用することがおすすめです。
デザイン会社に依頼する場合は、あらかじめどのようなデザインにするか、スタイルやテーマを考え、掲載したい情報の選択、予算を決めて相談することが大切です。 いずれの場合も、印刷発注時には、名刺のサイズやフォントなどの指定を確認しましょう。
自由度が高い個人名刺だからこそ、こだわりのデザインで自分らしい名刺をつくれます。ポップアップ名刺、サイズや形状にとらわれない名刺、エコやCSRにこだわった名刺の作成など、その特徴や効果を検討するとよいでしょう。

名刺のデザインについては下記もおすすめです。
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伝えたい情報は、3つ程度に絞る

個人名刺に掲載する情報は多過ぎると、名刺を受け取った人の可読性が落ちます。掲載する情報は優先順位を決め、まず、3つくらいに絞りましょう。氏名や連絡先以外に、商品やサービス、活動内容の特徴をポイントに、一目で読み取れる情報量で設計しましょう。
それ以外に掲載したい情報がある場合は、名刺のスペースを確認し、名刺の形状や二つ折りなど、掲載スペースを増やす方法を検討すると読みやすい名刺に仕上げられます。

名刺の印刷

完成したデザインのデータを、印刷会社に送信し印刷を依頼します。多くの印刷会社では、ウェブサイトなどで多数のテンプレートを提供しています。そのテンプレートを利用して、相談しながら進めるのがお勧めです。相談にのってくれる自分に合う印刷会社をさがしましょう。
印刷発注にあたっては、ほとんどの印刷会社で印刷上問題がないかチェックしてくれます。印刷会社からの、データ修正の指摘に合わせて修正することが印刷クオリティーを高めることにつながるので、対応することをおすすめします。また、印刷発注時には、最低印刷枚数や納期、印刷費などもしっかり確認しましょう。

個人名刺の活用法

フリーランスや個人事業主の場合は、自分自身の信用や人脈がビジネスを大きく左右するため、名刺の効果的な活用は、ビジネスの成果に直接影響しています。
そのため、役立つ名刺を作成するには、名刺でアピールするポイントを絞ることが大切です。たとえば、商談相手との次回の面談につながる印象的な名刺、名刺の裏面に仕事実績や製品、サービスを掲載した技術や実績をアピールする名刺、名刺を渡した人が知人や取引先を紹介してくれるような工夫など、活用シーンを想定した名刺など、自分らしいアイデアを工夫してみましょう。

名刺の工夫やアイデアについては下記もおすすめです。
名刺の工夫
名刺のインパクト
面白い名刺

個人名刺で注意すべきセキュリティ対策

個人名刺で注意すべきセキュリティ対策

個人名刺には、会社の名刺とは違うリスクが伴うことをしっかり自覚し、リスクへ対策を立てましょう。ここでは、個人名刺のセキュリティに関する注意点を紹介します。

住所や電話番号の悪用に注意

名刺は、不特定多数の人に渡すことが想定されるコミュニケーションツールです。特に、個人の住所や電話番号を公開する場合は、悪用されるリスクについても配慮して自分の安全性を高める必要があります。
特に、一人暮らしの女性などリスクが大きい場合は、連絡先として
・住所や電話番号は記載しない
・住所や電話番号を記載した名刺と記載しない名刺の2パターンを作成し、初対面の時は記載されていない名刺を使うなど、人間関係に応じた使い方をする。
・バーチャルオフィスなどを利用して、個人の住所や電話番を記載しない。
創業支援やスモールビジネスに対するサービスも多数存在します。自分に合うものを検討し信頼をつくることも、ビジネスを成功させる秘訣です。

名刺の悪用については下記もおすすめです。
名刺の悪用を防止!

SNSにも対策が必要

SNSにも、アカウントの乗っ取りや個人情報の書き変えなどのトラブルが起こる可能性があります。ネット社会が進展する中で、そのリスクは拡大傾向にあります。十分に注意すると同時に、対策が必要なことを自覚しましょう。
また、名刺で個人情報の掲載に注意していても、SNSで情報漏洩してしまうケースもあります。どのようにSNSを使うか、その位置づけにも注意を向けましょう。ビジネスで利用する場合は、社会からどのように見られるかも想定した活用戦略が必要です。

まとめ

働き方の多様化は、フリーランスや個人事業主、副業などの拡大をもたらしました。その結果、個人名刺を活用する人が増加しています。 今後ますます、個人活動の内容を分かりやすく伝えるコミュニケーションツールとして、個人名刺への注目度、需要は高まるでしょう。
デザインやフォントなどにこだわり、コミュニケーション効果を大きくするめには情報の整理や選択に、訴求ポイントの絞り方など、イメージが明確で伝わりやすい名刺の作成は大切です。

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